営業

商談録音をAIで文字起こし&ネクストアクション抽出|1分で議事録完成

商談録音×AIで1分議事録 - 営業DX実践テクニック - 株式会社BoostX

「商談が終わった後、議事録を書くのが面倒で後回しにしてしまう」「結局、何を話したか曖昧なまま次の商談に入ってしまう」——営業現場では、こうした状況が日常的に起きています。

商談の議事録が残らないと、ネクストアクションが曖昧になり、フォローの抜け漏れが発生します。しかし、商談のたびに30分も1時間もかけて議事録を書く時間はありません。

本記事では、スマホで商談を録音・文字起こしし、そのテキストをAIに貼り付けるだけで、ネクストアクション付きの議事録が1分で完成する方法を解説します。特別なツールも技術知識も不要。今日から始められる実践手順です。


目次

  1. 商談議事録が残らない会社は、売上を取りこぼしている
  2. 商談録音×AI議事録とは?1分で完成する仕組み
  3. 【実践】スマホ文字起こし→AI→議事録完成の3ステップ
  4. コピペで使える議事録プロンプト
  5. 議事録を「資産」に変える活用法
  6. よくある質問
  7. まとめ

商談議事録が残らない会社は、売上を取りこぼしている

【結論】商談の記録が残らないと、ネクストアクションが曖昧になり、フォロー漏れや提案のズレが発生する。これは直接的な売上損失につながる。

商談後に議事録を書かない、あるいは書く時間がない。中小企業の営業現場では当たり前のように起きている問題です。

しかし、記録が残らないことで起きる損失は想像以上に大きいです。

記録がないことで起きる3つの問題

問題 具体的な損失
フォロー漏れ 「次回までに見積もりを送る」と約束したのに忘れる → 信頼低下・失注
提案のズレ 顧客の要望を正確に覚えていない → 的外れな提案 → 受注率低下
情報の属人化 担当者の頭の中にしか情報がない → 引き継ぎ不可・チーム連携不可

議事録を書く時間がないから書かない。でも、書かないことで売上を取りこぼしている。この矛盾を解決するのが、AIを使った商談議事録の自動化です。


商談録音×AI議事録とは?1分で完成する仕組み

【結論】スマホで商談を録音・文字起こしし、そのテキストをChatGPT・Claude・Geminiに貼り付けるだけ。事前にプロンプトを設定しておけば、1分でネクストアクション付き議事録が完成する。

やることは極めてシンプルです。難しい技術や高額なツールは一切不要です。

やることは3つだけ

1

スマホで商談を録音・文字起こしする

iPhone・Androidの標準機能で録音と同時にテキスト化できる

2

文字起こしテキストをAIに貼り付ける

ChatGPT・Claude・Geminiにテキストをコピペするだけ

3

ネクストアクション付き議事録が完成(約1分)

誰がやっても同じフォーマット・同じ品質で出力される

従来の方法との比較

項目 従来(手書き・手入力) AI議事録
作成時間 30分〜1時間 約1分
情報の抜け漏れ 記憶頼みで発生しやすい 文字起こしが元なので漏れなし
品質のバラつき 担当者の文章力に依存 統一フォーマットで均一
ネクストアクション 書き忘れが多い 自動抽出される

「商談の議事録に30分かける必要はありません。スマホで文字起こししたテキストをAIに貼り付ければ、1分で仕上がります。営業マンの仕事は議事録を書くことではなく、次のアクションを実行することです」

— 生成AI顧問の視点

【実践】スマホ文字起こし→AI→議事録完成の3ステップ

【結論】特別なツールは不要。iPhone・Androidの標準文字起こし機能とChatGPT・Claude・Geminiのいずれかがあれば、今日から始められる。

ステップ1:スマホで録音&文字起こしする

iPhoneもAndroidも、標準機能で録音と同時に文字起こしができます。商談中にスマホを置いておくだけで、自動的にテキストデータが生成されます。

端末・場面 文字起こし方法 費用
iPhone(対面商談) ボイスメモの文字起こし機能でテキスト化 無料
Android(対面商談) レコーダーアプリの文字起こし機能でテキスト化 無料
オンライン商談 Google Meetの文字起こし機能 / tl;dv Google Workspace利用企業は無料

ポイントは、録音と同時に文字起こしされるということです。商談が終わった時点で、すでにテキストデータが手元にあります。あとはそのテキストをコピーするだけです。

ポイント

録音・文字起こしの方法は会社としてトップダウンで統一しましょう。「各自好きなやり方で」にすると、結局誰もやらなくなります。「対面はスマホの文字起こし、オンラインはGoogle Meet」のようにルール化するのがコツです。

ステップ2:文字起こしテキストをAIに貼り付ける

スマホで文字起こしされたテキストをコピーして、ChatGPT・Claude・Geminiのいずれかに貼り付けるだけです。音声ファイルのアップロードは不要で、テキストのコピペだけで完結します。

ここで重要なのが、毎回プロンプトを入力しなくていい仕組みを作っておくことです。

AIツール プロンプト保存機能 使い方
ChatGPT GPTs 「商談議事録作成GPT」を作成→テキストを貼り付けるだけ
Claude Projects プロジェクトにプロンプトを設定→テキストを貼り付けるだけ
Gemini Gems Gemを作成→テキストを貼り付けるだけ

GPTs・Projects・Gemsに議事録用のプロンプトを保存しておけば、文字起こしテキストを貼り付けるだけで、毎回同じフォーマット・同じ品質の議事録が出力されます。プロンプトを毎回入力する手間もゼロです。

ステップ3:確認して完了

AIが出力した議事録をざっと確認し、必要があれば微調整するだけです。ネクストアクションが自動で抽出されているので、そのまま次の行動に移れます。

こうした業務のAI化を自社で進めたい場合は、生成AI顧問サービスとはで、ツール選定からプロンプト設計、運用定着までの伴走支援について詳しく解説しています。


コピペで使える議事録プロンプト

【結論】プロンプト設計は難しくない。自社の議事録フォーマットの項目をそのままプロンプトに書き出すだけで、すぐに使える。

以下のプロンプトをコピーして、GPTs・Projects・Gemsに設定してください。自社のフォーマットに合わせて項目を変えるだけでOKです。

商談議事録プロンプト(コピペ用)

あなたは営業チームの議事録作成アシスタントです。
貼り付けられた文字起こしテキストを基に、以下のフォーマットで商談議事録を作成してください。

【出力フォーマット】
■ 商談概要
・商談日:
・顧客名/担当者名:
・当社参加者:
・商談の目的:

■ 商談内容(要点を箇条書き)
・顧客の課題/要望:
・提案内容:
・顧客の反応/質問:
・価格や条件に関する話:

■ ネクストアクション(必ず抽出すること)
・当社側のToDo:(担当者・期限を明記)
・顧客側のToDo:
・次回商談の予定:

■ 所感(営業としての気づき)
・受注確度:
・注意点/懸念事項:

【ルール】
・文字起こしの内容を正確に反映すること
・推測で情報を補わないこと
・ネクストアクションは必ず「誰が・何を・いつまでに」の形式で記載すること
・簡潔に、箇条書きを活用して読みやすくすること

ポイント

プロンプトの項目は、今使っている議事録のフォーマットをそのまま書き出すだけでOKです。「商談概要」「商談内容」「ネクストアクション」の3つが入っていれば十分に機能します。完璧を目指す必要はありません。まず使い始めて、必要に応じて項目を調整していきましょう。

プロンプト設計やAIツールの選定に迷ったときは、生成AIコンサルティングで専門家に相談するのも一つの手です。

BoostXが多くの企業から選ばれている理由は、選ばれる理由で詳しく紹介しています。


議事録を「資産」に変える活用法

【結論】作成した議事録をNotebookLMやスプレッドシートに蓄積すれば、過去の商談内容を瞬時に検索できる「営業ナレッジ」になる。

AI議事録の真価は、作成時間の短縮だけではありません。蓄積した議事録データを活用することで、営業チーム全体の底上げにつながります。

NotebookLMで過去の商談を検索する

作成した議事録をGoogleのNotebookLMに入れておけば、「A社との価格交渉の経緯は?」「先月の商談で出た課題は?」といった質問に、AIが過去の議事録から即座に回答してくれます。

これまで「あの商談、何を話したっけ?」とメールやチャットを探し回っていた時間がゼロになります。

スプレッドシートに蓄積してチームで共有する

議事録をGoogleスプレッドシートに蓄積していけば、マネージャーが各営業の商談状況を一覧で把握できます。属人化を防ぎ、引き継ぎもスムーズになります。

「議事録は書いて終わりではなく、蓄積して初めて資産になります。NotebookLMに入れておくだけで、過去の商談を検索可能な状態にできる。この”探す時間ゼロ”のインパクトは、やってみると想像以上に大きいです」

— 生成AI顧問の視点

よくある質問

Q.録音の許可は必要ですか?

A.商談相手に「議事録作成のため録音させていただいてもよろしいですか」と一言伝えれば問題ありません。むしろ「きちんと記録を残す会社」として信頼につながるケースが多いです。

Q.機密情報を含む商談でも使えますか?

A.ChatGPT Team/Enterprise、Claude for Business、Gemini for Google Workspaceなどのビジネス向けプランを使用してください。これらは入力データがAIの学習に使われない設定になっています。無料版での業務利用は避けましょう。

Q.プロンプトの作成が難しそうです

A.本記事のプロンプトをそのままコピーして使えます。自社のフォーマットに合わせて項目名を変えるだけでOKです。完璧なプロンプトを最初から作る必要はなく、使いながら調整すれば十分です。

Q.チーム全体に展開するにはどうすればいいですか?

A.GPTs・Projects・Gemsで作ったプロンプトは、URLやリンクでチームメンバーに共有できます。全員が同じプロンプトを使うことで、フォーマットの統一と品質の均一化が実現します。まず1人が成功体験を作り、それをチームに広げるのが最も確実です。


まとめ

商談の議事録作成は、AIで劇的に効率化できます。無料相談の流れでは、こうしたAI活用の具体的な進め方についてご相談いただけます。

この記事のまとめ

  • 商談議事録が残らないと、フォロー漏れ・提案のズレ・情報の属人化が起き、売上を取りこぼす
  • スマホで録音・文字起こし→テキストをAIに貼り付け→1分で議事録完成。特別なツールや技術知識は不要
  • GPTs・Projects・Gemsにプロンプトを保存しておけば、誰がやっても同じ品質で出力される
  • 蓄積した議事録をNotebookLMに入れれば、過去の商談を瞬時に検索できる「営業ナレッジ」になる
  • まずは1人で試し、成功体験をチームに広げるのが定着のコツ

「自社でもAI議事録を導入したい」「プロンプト設計を手伝ってほしい」とお考えの方は、まず無料相談の流れをご確認ください。売り込みは一切ありません。貴社の状況をお聞きした上で、最適な進め方をご提案します。


執筆者

吉元大輝(よしもとひろき)

株式会社BoostX 代表取締役社長

中小企業の生成AI導入を支援する「生成AI伴走顧問」サービスを提供。業務可視化から定着支援まで、一気通貫で企業のAI活用を推進している。

※本記事の情報は2026年2月時点のものです。

SNSで共有する
無料個別相談

貴社の業務に、 AIという確かな選択肢を。

「何から始めればいいか分からない」という段階でも構いません。現状の課題を伺い、最適な導入計画をプロと一緒に整理します。

\ 専門家による30分のヒアリング /

無料相談を予約する

オンライン対応可能・強引な勧誘なし