製造AIジャーナル
製造のAI化 確認項目
AIに任せる前に整えておくことと、AIに任せたあとも人が判断を残すところを、業務ごとに並べています。
見積・受注
先に整えておくこと
- 条件差の見落とし
- 赤字受注
- 古い計画データによる納期誤回答
人が判断を残すところ
- 類似案件の見積を検索する:参考にする案件の選定
- 類似案件の見積を検索する:差分の評価
- 材料費・加工費を積み上げる:工程と工数の確定
- 材料費・加工費を積み上げる:利益率の設定
- 納期を確認し回答する:納期の確約
- 納期を確認し回答する:優先順位の調整
- 受注を登録し仕様を確定する:差異の扱い
- 受注を登録し仕様を確定する:受注の承認
生産計画
先に整えておくこと
- 標準工数の乖離
- 実在庫との不一致
- 現場実状の未反映
人が判断を残すところ
- 負荷を集計し計画案を作る:計画の確定
- 負荷を集計し計画案を作る:優先順位の判断
- 納期変更・飛び込みに対応する:受け入れの可否
- 納期変更・飛び込みに対応する:他案件の後ろ倒し判断
- 材料所要量を出し調達へ渡す:安全在庫の設定
- 材料所要量を出し調達へ渡す:発注時期
- 計画と実績の差を振り返る:改善の優先順位
- 計画と実績の差を振り返る:標準工数の見直し
製造現場
先に整えておくこと
- 古い標準書の混入
- 音声の誤認識
- 停止判断の丸投げ
人が判断を残すところ
- 作業標準書を検索し確認する:手順の適用
- 作業標準書を検索し確認する:不明点の確認先
- 作業実績と日報を入力する:記録内容の確定
- 異常を報告し対処を記録する:ラインの停止判断
- 異常を報告し対処を記録する:対処の実施
- シフトの引継ぎをまとめる:伝える優先順位
技術文書・知識
先に整えておくこと
- 版違いの混入
- 誤った手順の固定化
- 記録の不足
人が判断を残すところ
- 社内文書を検索して質問に答える:回答の妥当性の確認
- 社内文書を検索して質問に答える:文書の追加
- ベテランの知見を手順書にする:手順の正しさの確認
- ベテランの知見を手順書にする:公開範囲
- トラブル事例を分類し共有する:共有する事例の選定
- トラブル事例を分類し共有する:対策の標準化
- 文書の版と更新を管理する:改訂内容の承認
設計・開発
先に整えておくこと
- 曖昧仕様の補完
- 廃番部品の流用
- BOM未更新による影響範囲の誤り
人が判断を残すところ
- 要求仕様を整理する:仕様の解釈
- 要求仕様を整理する:顧客への確認事項
- 過去図面・BOMを検索し流用を検討する:流用の可否
- 過去図面・BOMを検索し流用を検討する:新規設計の範囲
- 設計変更を発行し関係部門へ伝える:変更の承認
- 設計変更を発行し関係部門へ伝える:切替時期
- 設計レビューと試験結果を記録する:指摘への対応方針
- 設計レビューと試験結果を記録する:合否の判定
調達・サプライヤー
先に整えておくこと
- 価格だけの判断
- 回答未記録による検知漏れ
- 代替品の適合判断
人が判断を残すところ
- 見積を比較し発注先を決める:発注先の決定
- 見積を比較し発注先を決める:交渉方針
- 納期を追跡し遅れに対応する:計画の変更
- 納期を追跡し遅れに対応する:代替手配の判断
- 代替品と契約条件を検討する:代替品の採用
- 代替品と契約条件を検討する:契約の承認
- サプライヤーの実績を評価する:評価の確定
- サプライヤーの実績を評価する:取引方針
品質管理
先に整えておくこと
- 合否判定の丸投げ
- 学習データの偏り
- ロット未記録
人が判断を残すところ
- 検査記録を作成する:合否の判定
- 検査記録を作成する:再検査の要否
- 外観検査の一次判定を補助する:最終判定
- 外観検査の一次判定を補助する:基準の更新
- 不良を分析し是正処置をまとめる:原因の特定
- 不良を分析し是正処置をまとめる:是正処置の決定
- 監査資料とトレーサビリティ記録を整える:提出範囲
- 監査資料とトレーサビリティ記録を整える:指摘への回答
設備保全
先に整えておくこと
- 停止判断の丸投げ
- 履歴未記録
- 少データでの誤検知
人が判断を残すところ
- 点検記録を入力し異常を検知する:異常への対処
- 点検記録を入力し異常を検知する:停止の判断
- 故障の履歴と対処を検索する:対処の実施
- 故障の履歴と対処を検索する:メーカー対応の要否
- 予兆を監視し保全計画に反映する:保全の実施時期
- 予兆を監視し保全計画に反映する:投資の判断
- 部品の在庫と手配を管理する:保有する部品の範囲
- 部品の在庫と手配を管理する:発注の承認
原価・経営
先に整えておくこと
- 実績入力の遅れ
- 配賦方法の理解不足
- 転記誤り
人が判断を残すところ
- 実績を集めて実際原価を計算する:配賦基準
- 実績を集めて実際原価を計算する:差異への対処
- 品目・顧客別の採算を分析する:価格改定や受注方針の判断
- 経営会議資料を作る:論点の選定
- 経営会議資料を作る:決定事項の承認
商品企画・需要予測
先に整えておくこと
- 過去に無い変化の見落とし
- 要約の誤り
- 根拠の未確認
人が判断を残すところ
- 市場・顧客情報を整理する:注目する情報の選定
- 市場・顧客情報を整理する:企画の方向
- 販売実績から需要を見込む:採用する予測値
- 販売実績から需要を見込む:内示との調整
- 企画審査資料を作る:企画の可否
- 企画審査資料を作る:投資の判断
在庫・倉庫
先に整えておくこと
- 抽出誤りによる差異
- 履歴の不完全さ
- 古い計画データ
人が判断を残すところ
- 入出庫を記録しロットを管理する:差異の扱い
- 入出庫を記録しロットを管理する:受入の可否
- 棚卸の差異を調査する:原因の確定
- 棚卸の差異を調査する:在庫の修正
- 滞留と欠品を把握し対策を出す:処分・転用の判断
- 滞留と欠品を把握し対策を出す:安全在庫の見直し
安全・環境・規制
先に整えておくこと
- 抽出誤りによる保護具の誤り
- 安全判断の丸投げ
- 該非判定の誤り
人が判断を残すところ
- 化学物質のSDSを台帳で管理する:リスク低減措置の決定
- 化学物質のSDSを台帳で管理する:使用可否
- リスクアセスメントと労災報告をまとめる:リスクの評価と対策
- リスクアセスメントと労災報告をまとめる:報告内容の確定
- 環境報告と規格の監査資料を作る:報告内容の確定
- 環境報告と規格の監査資料を作る:指摘への回答
- 輸出の該非判定を記録する:判定の確定
- 輸出の該非判定を記録する:許可申請の要否
AI活用の基礎・選び方
先に整えておくこと
- 一般論のAI記事どおりに全社導入して現場が使わない
- 入力禁止情報を決めずに使い始める
人が判断を残すところ
- 生成AIツールを自社の業務で選ぶ:どのツールを標準にするか
- 生成AIツールを自社の業務で選ぶ:有料プランの範囲
- 社内の資料や過去案件を根拠にAIに答えさせる:どの文書を対象にするか
- 社内の資料や過去案件を根拠にAIに答えさせる:外部に出せない文書の線引き
- 受付から報告までの定型業務をAIに通しで任せる:自動で進めてよい範囲
- 受付から報告までの定型業務をAIに通しで任せる:人が承認する地点
- セキュリティ・情報漏洩対策と利用ルールを決める:入力してよい情報の範囲
- セキュリティ・情報漏洩対策と利用ルールを決める:違反時の対応
記事のほかに置いている面
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用語集
この業界の言葉の意味をそろえる
業務とAI活用の話で出てくる言葉を、この媒体での意味で並べています。
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記事一覧
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このメディアを運営する株式会社BoostXは、製造業の業務のAI化を支援しています
記事に書いた業務の分け方と工程ごとの線引きは、株式会社BoostXがAI導入支援で用いる、業務整理と実装設計の考え方です。読んで終わりにせず自社で動かしたい場合は、次の3つの進め方があります。製造を含め、業種を問わずお受けしています。
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毎月ひとつずつAI化する
AI顧問
今の業務を工程に分けて、任せられるところから毎月ひとつずつAIに置き換えていく進め方です。設計と実装、運用の見直しまでを月額で続けます。
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部署をまたいで一気に動かす
FDE型AI伴走支援
BoostXも当事者として社内に入り、複数の部署にまたがる業務を一緒に組み替えます。月2日の訪問を含む伴走型です。
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仕組みとして作り切る
AIエージェント開発
試して効果が出た工程を、人が起動しなくても動き続ける仕組みにします。小さく試す段階から本番運用まで。
製造の業務の課題を解決したい会社の方へ
オンライン30分または45分・無料の相談です。ツールの紹介はしません。いまの工程を伺い、AIに任せる工程と人が決める工程を分けて、最初に着手する1工程まで決めて終わります。その場で契約をお願いすることはありません。
対象 自社の業務でAIを使いたい会社の方(経営者・部門責任者・情報システム/DX担当) / 営業・提携のご提案、個人の学習相談はお受けしていません。