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製造AIジャーナル 業務

製造の見積・受注

営業・技術担当が図面と仕様から原価を見積もり、納期を回答し、受注の可否を判断する業務です。主な読者は、営業、技術担当、生産管理として見積・受注を受け持つ方です。ここでは5つの工程のうちAIに任せる所と、「参考にする案件の選定」のように人が決める所を分け、最初に試す工程を決められます。

記事2本 工程5つ

見積・受注の記事

まず知る、具体的な業務を直す、比べて選ぶ、導入を進める、の順に並べています。

まず知る

具体的な業務を直す

この業務の全体像

営業・技術担当が図面と仕様から原価を見積もり、納期を回答し、受注の可否を判断する業務です。成果物は見積書、納期回答、受注登録です。

  1. 引き合い・図面を受け取る
  2. 仕様と加工内容を確認する
  3. 材料費・加工費を積み上げる
  4. 納期を確認する
  5. 見積提出・受注登録

AIAIに任せられる工程

  • 類似見積の検索と差分提示
  • 工程候補と標準工数の提示
  • 納期候補の提示
  • 注文書の抽出と受注登録

人人が判断を残す工程

  • 工程・工数・利益率の確定
  • 納期の確約
  • 受注の承認

見積・受注のタスク一覧

この業務を、担当が変わる単位まで分けたものです。行ごとに、AIに任せられる工程と、人が残す判断を並べています。

業務 担当 AIに任せられる工程 人が残す判断
類似案件の見積を検索する 営業・技術担当 図面・仕様の特徴による類似見積の検索/過去との差分の提示 参考にする案件の選定/差分の評価
材料費・加工費を積み上げる 技術担当 工程候補と標準工数の提示/材料の数量計算と単価の転記 工程と工数の確定/利益率の設定
納期を確認し回答する 営業・生産管理 負荷と材料納期に基づく納期候補の提示/回答文の下書き 納期の確約/優先順位の調整
受注を登録し仕様を確定する 営業事務 注文書からの品目・数量・納期の抽出と登録/見積との差異の指摘 差異の扱い/受注の承認
  • 類似案件の見積を検索する AIに任せられる工程 図面・仕様の特徴による類似見積の検索 人が残す判断 参考にする案件の選定
  • 材料費・加工費を積み上げる AIに任せられる工程 工程候補と標準工数の提示 人が残す判断 工程と工数の確定
  • 納期を確認し回答する AIに任せられる工程 負荷と材料納期に基づく納期候補の提示 人が残す判断 納期の確約
  • 受注を登録し仕様を確定する AIに任せられる工程 注文書からの品目・数量・納期の抽出と登録 人が残す判断 差異の扱い

見積・受注の注意点と使うシステム

詰まりやすい点

  • 条件差の見落とし
  • 赤字受注
  • 古い計画データによる納期誤回答

使うシステム

  • 見積のExcelまたは見積システム
  • 過去見積
  • 基幹システムの受注登録
  • 図面(PDF・CAD)

ここに挙げたものに今のデータが入っている前提で、AI化の順番を考えます。

社内の手順で進めやすい所と、データの整理から要る所

同じ業務でも、社内の道具と手順だけで動かせるところと、データの持ち方から決め直す必要があるところが分かれます。上のタスク一覧を、その2つに振り分けたものです。

社内の手順の見直しで進めやすい

  • 受注を登録し仕様を確定する

データの整理や設計から要る

  • 類似案件の見積を検索する
  • 材料費・加工費を積み上げる
  • 納期を確認し回答する

よくある質問

見積回答を早くするにはどこから始めますか。
図面・仕様の特徴による類似見積の検索と過去との差分提示から始めます。条件差を見落として過去単価を流用しないよう、参考にする案件の選定は技術担当が行います。
工数の提案をAIに任せると赤字受注になりませんか。
工数の見立てを誤ると赤字になります。工程候補と標準工数の提示は実績との差を検証してから使い、工程・工数・利益率の確定は人が行います。
納期回答の自動化はできますか。
生産計画の負荷と材料納期に基づく納期候補の提示と回答文の下書きは可能です。計画データが古いと誤るため、納期の確約と優先順位の調整は営業と生産管理が行います。

記事のほかに置いている面

製造業のAI活用診断

ベテランへの質問と見積の回答、どちらを先にAIで受けるか。

1問目工場と事務所で、生成AIはどこまで使われていますか。

全6問・約1分・登録不要・結果はこの場で表示

結果の例

いまの段階Lv.3 チーム活用期

最初にAIに任せる1工程作業標準書とトラブル記録を探して答える仕組み

2週間で試すこと

  1. 質問の多い工程を1つ選び、その工程の標準書と過去の不具合記録だけを読ませる
  2. ベテランに先週受けた質問を10個出してもらい、AIの答えと根拠の文書を採点してもらう
  3. 外れた答えの原因が標準書の古さなのか書き漏れなのかを分け、直す文書の順番を決める

人が確かめて決める所も、結果に出ます。

実務に使える資料(PDF)

資料(PDF・無料配布)

製造業でAIに任せられる仕事 任せられない仕事 40選 2026

  • 40業務の仕分け表|見積・設計から品質・保全までの40業務を、A・B・Cの区分と理由つきで並べた表です。自社の担当と確かめる人を書き込む欄があります。
  • 帳票別の入力早見表|図面・検査成績書・日報・故障履歴などの帳票ごとに、外部のAIに入れてよいか、条件つきか、入れないかを示しています。
  • 最初の1業務の選び方|頻度と1回の時間、誤りの影響、確認できる人、入力する情報の4列で、候補の業務を比べる記入表です。

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