製造AIジャーナル 業務
製造の在庫・倉庫
倉庫・資材担当が入出庫、棚卸、ロット管理、滞留・欠品の把握、ピッキングと出荷を行う業務です。主な読者は、倉庫担当、経理、資材として在庫・倉庫を受け持つ方です。ここでは5つの工程のうちAIに任せる所と、「差異の扱い」のように人が決める所を分け、最初に試す工程を決められます。
記事1本 工程5つ
この業務の全体像
倉庫・資材担当が入出庫、棚卸、ロット管理、滞留・欠品の把握、ピッキングと出荷を行う業務です。成果物は在庫データ、棚卸結果、滞留一覧、出荷指示です。
- 入庫と棚入れ
- 出庫・ピッキング
- 棚卸と差異調査
- 滞留・欠品の把握
- 出荷
AIAIに任せられる工程
- 納品書の抽出と在庫登録
- 棚卸差異の原因候補の提示
- 滞留・欠品候補の抽出
人人が判断を残す工程
- 差異の確定と修正
- 処分・転用と安全在庫の見直し
在庫・倉庫のタスク一覧
この業務を、担当が変わる単位まで分けたものです。行ごとに、AIに任せられる工程と、人が残す判断を並べています。
| 業務 | 担当 | AIに任せられる工程 | 人が残す判断 |
|---|---|---|---|
| 入出庫を記録しロットを管理する | 倉庫担当 | 納品書からの品目・数量・ロットの抽出と登録/入力の不整合の指摘 | 差異の扱い/受入の可否 |
| 棚卸の差異を調査する | 倉庫・経理 | 差異品目の抽出と履歴からの原因候補の提示 | 原因の確定/在庫の修正 |
| 滞留と欠品を把握し対策を出す | 資材・生産管理 | 使用実績と計画からの滞留・欠品候補の抽出/対策案の整理 | 処分・転用の判断/安全在庫の見直し |
- 入出庫を記録しロットを管理する AIに任せられる工程 納品書からの品目・数量・ロットの抽出と登録 人が残す判断 差異の扱い
- 棚卸の差異を調査する AIに任せられる工程 差異品目の抽出と履歴からの原因候補の提示 人が残す判断 原因の確定
- 滞留と欠品を把握し対策を出す AIに任せられる工程 使用実績と計画からの滞留・欠品候補の抽出 人が残す判断 処分・転用の判断
在庫・倉庫の注意点と使うシステム
詰まりやすい点
- 抽出誤りによる差異
- 履歴の不完全さ
- 古い計画データ
使うシステム
- 基幹システムの在庫機能
- バーコード・ハンディ端末
- 棚卸表
- 出荷指示書
ここに挙げたものに今のデータが入っている前提で、AI化の順番を考えます。
社内の手順で進めやすい所と、データの整理から要る所
同じ業務でも、社内の道具と手順だけで動かせるところと、データの持ち方から決め直す必要があるところが分かれます。上のタスク一覧を、その2つに振り分けたものです。
社内の手順の見直しで進めやすい
- 入出庫を記録しロットを管理する
データの整理や設計から要る
- 棚卸の差異を調査する
- 滞留と欠品を把握し対策を出す
よくある質問
- 在庫データが実在庫と合いません。
- 在庫のAI化は記録の正確さが前提です。バーコード運用など入出庫の記録方法を先に整え、納品書からの抽出と登録の自動化で入力誤りを減らします。
- 棚卸差異の原因はAIで分かりますか。
- 差異品目の抽出と履歴からの原因候補の提示までです。履歴が不完全だと絞り込めないため、原因の確定と在庫の修正は倉庫と経理が行います。
- 滞留品と欠品が同時に起きています。
- 使用実績と生産計画から滞留・欠品候補を抽出し対策案を整理できます。処分・転用の判断と安全在庫の見直しは資材・生産管理が行い、計画データの鮮度を保ちます。
記事のほかに置いている面
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用語集
この業界の言葉の意味をそろえる
業務とAI活用の話で出てくる言葉を、この媒体での意味で並べています。
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確認項目
AIに任せる前後で人が確かめること
先に整えておくことと、人が判断を残すところを業務ごとに並べています。
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記事一覧
この媒体の記事を業務で絞って読む
公開した記事を業務ごとに絞り込めます。新しいものから並びます。
製造業のAI活用診断
ベテランへの質問と見積の回答、どちらを先にAIで受けるか。
結果の例
いまの段階Lv.3 チーム活用期
最初にAIに任せる1工程作業標準書とトラブル記録を探して答える仕組み
2週間で試すこと
- 質問の多い工程を1つ選び、その工程の標準書と過去の不具合記録だけを読ませる
- ベテランに先週受けた質問を10個出してもらい、AIの答えと根拠の文書を採点してもらう
- 外れた答えの原因が標準書の古さなのか書き漏れなのかを分け、直す文書の順番を決める
人が確かめて決める所も、結果に出ます。
実務に使える資料(PDF)

資料(PDF・無料配布)
製造業でAIに任せられる仕事 任せられない仕事 40選 2026
- 40業務の仕分け表|見積・設計から品質・保全までの40業務を、A・B・Cの区分と理由つきで並べた表です。自社の担当と確かめる人を書き込む欄があります。
- 帳票別の入力早見表|図面・検査成績書・日報・故障履歴などの帳票ごとに、外部のAIに入れてよいか、条件つきか、入れないかを示しています。
- 最初の1業務の選び方|頻度と1回の時間、誤りの影響、確認できる人、入力する情報の4列で、候補の業務を比べる記入表です。



