医療AIジャーナル 業務
医療の患者対応
受付・看護師が患者への案内、検査・治療の説明資料、費用の案内、再来のフォロー、問い合わせ対応を行う業務です。主な読者は、看護師、医療事務として患者対応を受け持つ方です。ここでは5つの工程のうちAIに任せる所と、「説明内容の医学的な妥当性の確認」のように人が決める所を分け、最初に試す工程を決められます。
記事2本 工程5つ
この業務の全体像
受付・看護師が患者への案内、検査・治療の説明資料、費用の案内、再来のフォロー、問い合わせ対応を行う業務です。成果物は案内文、説明資料、フォロー連絡、問い合わせ回答です。
- 問い合わせ・相談の受付
- 案内・説明資料の準備
- 費用・手続きの案内
- 再来・検査のフォロー
- 対応記録の保管
AIAIに任せられる工程
- 院内資料を基にした説明文の生成
- 注意事項・準備物の一覧化
- フォロー対象の抽出と連絡文の下書き
- 定型問い合わせへの回答文の下書き
人人が判断を残す工程
- 説明・回答の医学的な妥当性の確認
- 連絡の要否・手段・同意の確認
- 苦情のエスカレーション
患者対応のタスク一覧
この業務を、担当が変わる単位まで分けたものです。行ごとに、AIに任せられる工程と、人が残す判断を並べています。
| 業務 | 担当 | AIに任せられる工程 | 人が残す判断 |
|---|---|---|---|
| 検査・治療の説明資料を用意する | 看護師・医療事務 | 院内資料を基にした平易な説明文の生成/注意事項・準備物の一覧化 | 説明内容の医学的な妥当性の確認/個別の注意点の追加 |
| 再来・検査結果のフォロー連絡をする | 看護師・医療事務 | フォロー対象の抽出候補の提示/連絡文の下書き | 連絡の要否と内容の確定/連絡手段と同意の確認 |
| 問い合わせ・クレームの一次対応をまとめる | 医療事務 | 定型的な問い合わせへの回答文生成/対応記録の整理と再発の傾向抽出 | 医療・費用に関わる回答の確定/苦情のエスカレーション |
- 検査・治療の説明資料を用意する AIに任せられる工程 院内資料を基にした平易な説明文の生成 人が残す判断 説明内容の医学的な妥当性の確認
- 再来・検査結果のフォロー連絡をする AIに任せられる工程 フォロー対象の抽出候補の提示 人が残す判断 連絡の要否と内容の確定
- 問い合わせ・クレームの一次対応をまとめる AIに任せられる工程 定型的な問い合わせへの回答文生成 人が残す判断 医療・費用に関わる回答の確定
患者対応の注意点と使うシステム
詰まりやすい点
- 医学的に不正確な説明の生成
- 要配慮個人情報の連絡での同意・手段の確認不足
使うシステム
- 電子カルテ・予約システム
- 案内文・説明資料のテンプレート
- 電話・メール・SMS
ここに挙げたものに今のデータが入っている前提で、AI化の順番を考えます。
よくある質問
- 検査や治療の説明資料をAIに作らせてよいですか。
- 院内の説明資料を出典として平易な説明文の下書きを作る使い方が現実的です。医学的に不正確な表現を防ぐため、内容は有資格者が確認し、個別の注意点を追加します。
- 再来のフォロー連絡はAIで自動化できますか。
- フォロー対象の抽出候補と連絡文の下書きは任せられます。要配慮個人情報の連絡になるため、連絡の要否・手段・同意の確認は職員が行います。
- 問い合わせ対応をAIに任せて大丈夫ですか。
- 定型的な問い合わせの回答文までが役割です。診療や費用に関わる回答の確定、苦情のエスカレーションは職員が行う線引きを設けます。
記事のほかに置いている面
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用語集
この業界の言葉の意味をそろえる
業務とAI活用の話で出てくる言葉を、この媒体での意味で並べています。
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確認項目
AIに任せる前後で人が確かめること
先に整えておくことと、人が判断を残すところを業務ごとに並べています。
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記事一覧
この媒体の記事を業務で絞って読む
公開した記事を業務ごとに絞り込めます。新しいものから並びます。
医療機関のAI活用診断
朝の電話から診療録の記載まで、最初にAIへ任せる1工程を決める。
結果の例
いまの段階Lv.3 チーム活用期
最初にAIに任せる1工程予約と受診の問い合わせへの回答の用意
2週間で試すこと
- 1週間、受付の電話の用件を正の字で数え、多い問い合わせの上位を出す
- 上位の問い合わせの答えを院の案内として1枚にまとめ、Webの案内に載せる
- Webでの受け付けに切り替えた用件の、電話の件数の変化を数える
人が確かめて決める所も、結果に出ます。
実務に使える資料(PDF)

資料(PDF・無料配布)
病院・クリニックでAIに任せられる仕事 任せられない仕事 40選 2026
- 40業務の仕分け表|受付から医事課までの40業務を、A・B・Cの区分と理由つきで並べた表です。自院の担当と確かめる人を書き込めます。
- 最初の1業務を選ぶ記入表|頻度・時間・誤りの影響・確認者・入力情報の5つの基準で、最初にAIを使う業務を選ぶための記入表です。
- 書類別の入力早見表|診療録・録音・紹介状・レセプトなど20種の書類ごとに、汎用のAIサービスと院が選定した環境のそれぞれで入れてよいかを示しています。



