医療AIジャーナル 業務
医療のAI活用の基礎・選び方
経営者・責任者が生成AIを院内業務に入れる前に、対象業務・扱うデータ・利用ルール・着手の順番を、業務と帳票に落として判断する業務です。主な読者は、経営者、責任者としてAI活用の基礎・選び方を受け持つ方です。ここでは5つの工程のうちAIに任せる所と、「着手業務の選定」のように人が決める所を分け、最初に試す工程を決められます。
記事3本 工程5つ
この業務の全体像
経営者・責任者が生成AIを院内業務に入れる前に、対象業務・扱うデータ・利用ルール・着手の順番を、業務と帳票に落として判断する業務です。成果物は業務棚卸し、利用ルール、導入順の計画です。
- 業務の棚卸し
- 扱うデータと規制の確認
- 利用ルールの整備
- 着手業務の選定
- 効果の計測と見直し
AIAIに任せられる工程
- 業務メモからの棚卸し表の下書き
- 判断を含まない定型業務の候補抽出
- 利用ルール・確認責任の下書き
- 計測結果の集計と次の候補の整理
人人が判断を残す工程
- 着手業務の選定と扱うデータ範囲の決定
- 外部送信の可否と確認責任者の決定
- 継続・中止と次の着手業務の判断
AI活用の基礎・選び方のタスク一覧
この業務を、担当が変わる単位まで分けたものです。行ごとに、AIに任せられる工程と、人が残す判断を並べています。
| 業務 | 担当 | AIに任せられる工程 | 人が残す判断 |
|---|---|---|---|
| 業務を棚卸ししてAI化候補を洗い出す | 経営者・責任者 | 業務メモからの棚卸し表の下書き/判断を含まない定型業務の候補抽出 | 着手業務の選定/扱ってよいデータの範囲の決定 |
| AI利用ルールを整える | 経営者・責任者 | 利用ルールの下書き生成/確認責任の一覧の整理 | 外部送信の可否とデータ範囲の決定/確認責任者の決定 |
| 効果を計測し次の業務を決める | 経営者・責任者 | 計測結果の集計と要約/次の候補業務の整理 | 継続・中止の判断/次の着手業務の決定 |
- 業務を棚卸ししてAI化候補を洗い出す AIに任せられる工程 業務メモからの棚卸し表の下書き 人が残す判断 着手業務の選定
- AI利用ルールを整える AIに任せられる工程 利用ルールの下書き生成 人が残す判断 外部送信の可否とデータ範囲の決定
- 効果を計測し次の業務を決める AIに任せられる工程 計測結果の集計と要約 人が残す判断 継続・中止の判断
AI活用の基礎・選び方の注意点と使うシステム
詰まりやすい点
- 要配慮個人情報の扱いの判断不足
- 導入前の計測が無く効果を示せない
使うシステム
- 業務棚卸し表
- AI利用ルール・規程
- 効果計測の記録
ここに挙げたものに今のデータが入っている前提で、AI化の順番を考えます。
よくある質問
- 医療機関はどの業務からAIを始めるべきですか。
- 予約整理・記録や文書の下書き・レセプト点検の候補提示のように判断を含まない業務から始めるのが確実です。診断・処方・請求内容の確定は人が行い、業務棚卸しと利用ルールの整備を先に行います。
- 要配慮個人情報を扱う業務は避けるべきですか。
- 避けるのではなく、外部送信の範囲と委託先の監督、学習利用の有無を利用ルールで先に定めます。扱ってよいデータの範囲と確認責任者は人が決めます。
- 効果はどう測ればよいですか。
- 導入前に対象業務の作業時間と件数を計測し、導入後の差を積み上げます。導入前の計測が無いと効果を示せないため、着手前の記録が前提です。
記事のほかに置いている面
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用語集
この業界の言葉の意味をそろえる
業務とAI活用の話で出てくる言葉を、この媒体での意味で並べています。
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確認項目
AIに任せる前後で人が確かめること
先に整えておくことと、人が判断を残すところを業務ごとに並べています。
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記事一覧
この媒体の記事を業務で絞って読む
公開した記事を業務ごとに絞り込めます。新しいものから並びます。
医療機関のAI活用診断
朝の電話から診療録の記載まで、最初にAIへ任せる1工程を決める。
結果の例
いまの段階Lv.3 チーム活用期
最初にAIに任せる1工程予約と受診の問い合わせへの回答の用意
2週間で試すこと
- 1週間、受付の電話の用件を正の字で数え、多い問い合わせの上位を出す
- 上位の問い合わせの答えを院の案内として1枚にまとめ、Webの案内に載せる
- Webでの受け付けに切り替えた用件の、電話の件数の変化を数える
人が確かめて決める所も、結果に出ます。
実務に使える資料(PDF)

資料(PDF・無料配布)
病院・クリニックでAIに任せられる仕事 任せられない仕事 40選 2026
- 40業務の仕分け表|受付から医事課までの40業務を、A・B・Cの区分と理由つきで並べた表です。自院の担当と確かめる人を書き込めます。
- 最初の1業務を選ぶ記入表|頻度・時間・誤りの影響・確認者・入力情報の5つの基準で、最初にAIを使う業務を選ぶための記入表です。
- 書類別の入力早見表|診療録・録音・紹介状・レセプトなど20種の書類ごとに、汎用のAIサービスと院が選定した環境のそれぞれで入れてよいかを示しています。



