介護の診断結果
いまの段階は Lv.1 スタート期
利用者さんの情報を扱うこともあり、事業所ではまだ使っていません。研修の資料や職員向けのお知らせのように、利用者さんの情報が入らない書きものから試すと、決まりを作りながら始められます。
いまの段階は Lv.2 属人活用期
若い職員が、お便りや研修の資料に個人で使っています。利用者さんやご家族の情報を入れないこと、使ってよいサービスを事業所として決めることが、記録に広げる前の条件です。
いまの段階は Lv.3 チーム活用期
管理者が決めた場面で、事務や相談員が使い始めています。記録の書き方や申し送りの項目をそろえておくと、報告書やご家族への連絡にそのまま使えるようになります。
いまの段階は Lv.4 仕組み化期
記録や報告書が、AIの下書きから始まる手順になっています。介護ソフトの記録や請求のデータとの受け渡しを整え、同じことを何度も書く手間をなくしていく段階です。
いまの段階は Lv.5 自走期
日々の記録からシフト、請求までが一続きになり、同じことを二度書く場面がほとんどなくなった状態です。稼働や人の配置の見通しを早く立てるなど、運営の判断に使う範囲を広げられます。
Lv.1 スタート期Lv.5 自走期
最初にAIに任せる1工程
業務 介護記録
ケアの合間のメモと音声からの介護記録の下書き
食事・排泄・入浴・様子の記録は毎日必ず発生し、勤務の終わりのまとめ書きが残業のもとになります。ケアの合間に残した短いメモや音声から、介護ソフトの項目に沿った記録の下書きを作らせれば、職員は確かめて確定するだけになり、ケアに戻る時間が増えます。
- 人が確かめる所
- 記録の中身の確定と、体調の変化を看護師に伝えるかの判断。利用者さんの情報を扱うサービスは事業所で認めたものに限ります。
- 2週間で試すこと
- 1つのフロアで、記録に必ず入れる項目と書き方の例をそろえる
- 職員2人に、ケアのあと10秒の音声メモを残してもらい、記録の下書きを作らせる
- 勤務の終わりに記録にかかった時間と、あとで書き足した件数を記録する
運営上の課題として「書類作成が煩雑で時間に追われる」を挙げた事業所は47.5%(出典: 介護労働安定センター「令和7年度 介護労働実態調査(事業所調査)」)
業務 介護記録
介護記録からの申し送りと日誌のまとめ
申し送りが口頭で長引くと交代の時刻を過ぎ、書き漏れた変化は次の勤務での気づきを遅らせます。その日の記録から、変化のあった利用者さんと気をつける点だけをまとめた申し送りの下書きを作らせれば、交代の時間が短くなり、伝え漏れも減ります。
- 人が確かめる所
- 何を最優先で伝えるかと、看護師や医療との連携が要るかの判断。体調の急な変化は、書面に頼らず口頭でも伝えます。
- 2週間で試すこと
- 夕方の申し送りで伝えている項目を書き出し、必ず入れる項目を決める
- 日勤の記録から申し送りの下書きを作らせ、夜勤のリーダーが足りない所を書き足す
- 申し送りにかかった時間と、あとから分かった伝え漏れの件数を数える
業務 請求(介護報酬)
介護報酬の請求前に、提供記録との食い違いと加算要件の抜けを拾う
返戻や過誤の多くは、計画にない日の提供や、加算の要件に要る記録が欠けていることから起きます。月の締めの前に、サービスの提供記録・計画・加算の要件を突き合わせて、食い違いのある利用者さんだけを知らせる形にすれば、担当者一人の目に頼らずに済み、国保連に出す前に直せます。
- 人が確かめる所
- 算定と加算の判断は請求担当と管理者が行います。制度の要件は、保険者や厚生労働省の通知の原文で確かめます。
- 2週間で試すこと
- 返戻や過誤の通知を3か月分並べ、どの加算・どの記録で止まったかを担当者と振り返る
- 締めの5日前に、提供記録と計画の食い違いがある利用者さんを抜き出させる
- 翌月の請求はこの抜き出しを見てから出し、返戻の件数を前月と並べる
業務 シフト・人員配置
配置基準と希望を満たすシフト案づくり
人員の配置基準、夜勤の回数、資格、職員の希望を同時に満たすシフトは、管理者が何日もかけて組んでいます。条件を並べてシフトの案を出させ、基準を満たさない日を知らせる形にすれば、管理者は組み替えの判断に時間を使えます。急な欠員の代わりの候補も同じ条件で出せます。
- 人が確かめる所
- シフトの確定と、職員の事情への配慮。配置基準を満たしているかは管理者が最終確認します。
- 2週間で試すこと
- 配置基準・夜勤の上限・資格の条件を表に書き出す
- 先月の希望と条件でシフト案を作らせ、実際のシフトとの違いを管理者と見る
- 来月のシフトを案から組み、作成にかかった時間を先月と比べる
従業員が不足していると答えた介護事業所は65.8%(出典: 介護労働安定センター「令和7年度 介護労働実態調査(事業所調査)」)
業務 家族連絡・報告
ご家族への様子の報告文の下書き
ご家族への定期的な報告は、相談員が一人ずつ記録を読み返して書くため、利用者さんが多いほど時間がかかります。介護記録から、その月の様子と変化を穏やかな言葉でまとめた報告文の下書きを作らせれば、相談員は内容を確かめ、一言添えるだけで送れます。
- 人が確かめる所
- 伝える内容と言い回しの確認。体調の変化や事故に関わることは、報告文ではなく電話や面談で伝えます。
- 2週間で試すこと
- ご家族に伝えていること・伝えないことを相談員と管理者で決める
- 5人分の先月の記録から報告文の下書きを作らせ、相談員が直した箇所を集める
- 今月の報告をこの形で作り、作成にかかった時間を記録する
業務 事故・ヒヤリハット
事故・ヒヤリハットの報告書の下書き
事故やヒヤリハットの報告書は、書き慣れない職員が時間をかけて書くため、提出が遅れたり、事実と推測が混ざったりします。発生時の状況を職員に話してもらい、事実の経過と対応を分けた報告書の下書きを作らせれば、書く負担が減り、傾向も集めやすくなります。
- 人が確かめる所
- 原因の見立てと再発防止策の決定、ご家族や行政への報告の判断は管理者が行います。下書きの推測をそのまま事実として残しません。
- 2週間で試すこと
- 報告書の様式で、事実・対応・原因の見立て・対策の欄を分ける
- 直近の報告書3件で、職員の話から下書きを作らせ、管理者が確かめる
- 2週間の報告を下書きから作り、提出までの時間と書き直しの回数を記録する
無料・介護向け
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