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卸売AIジャーナル 業務

商社・卸売の商品・マスター

商品担当と営業事務が、品番・仕様・仕入先・価格・代替品・カタログ情報を商品マスターに登録し、仕入先からの改定や廃番を反映する業務です。主な読者は、商品担当、営業事務、品質担当として商品・マスターを受け持つ方です。ここでは5つの工程のうちAIに任せる所と、「取扱いの可否」のように人が決める所を分け、最初に試す工程を決められます。

記事2本 工程5つ

商品・マスターの記事

まず知る、具体的な業務を直す、比べて選ぶ、導入を進める、の順に並べています。

まず知る

具体的な業務を直す

この業務の全体像

商品担当と営業事務が、品番・仕様・仕入先・価格・代替品・カタログ情報を商品マスターに登録し、仕入先からの改定や廃番を反映する業務です。成果物は商品マスター、価格表、代替品の対応表、カタログデータです。

  1. 仕入先から商品情報を受け取る
  2. 品番・仕様・価格を登録する
  3. 代替品・関連品を紐付ける
  4. 廃番・改定を反映する
  5. 営業・倉庫へ変更を周知する

AIAIに任せられる工程

  • カタログ・価格表からの商品情報の抽出と登録
  • 重複・表記ゆれの検出
  • 仕様の類似度による代替候補の提示
  • 廃番・改定の影響一覧と周知文

人人が判断を残す工程

  • 取扱いの可否と付番ルール
  • 代替として認める範囲
  • 表示・規格の適否

商品・マスターのタスク一覧

この業務を、担当が変わる単位まで分けたものです。行ごとに、AIに任せられる工程と、人が残す判断を並べています。

業務 担当 AIに任せられる工程 人が残す判断
仕入先の商品情報をマスターへ登録する 商品担当・営業事務 カタログ・価格表PDFからの品番・仕様・価格の抽出/既存マスターとの重複と表記ゆれの指摘 取扱いの可否/自社品番の付番ルール
代替品と関連品を紐付ける 商品担当・営業 仕様の類似度に基づく代替候補の提示/過去の代替提案からの対応表の下書き 代替として認める範囲/得意先への提案可否
廃番・改定を反映し周知する 商品担当 通知文からの対象品番・適用日の抽出/受注残・在庫への影響一覧と周知文の下書き 適用日と経過措置/得意先への案内方針
食品表示・規格情報を商品マスターに保持する 商品担当・品質担当 規格書からの表示項目の抽出/必須項目の欠損の指摘 表示内容の適否/仕入先への確認
  • 仕入先の商品情報をマスターへ登録する AIに任せられる工程 カタログ・価格表PDFからの品番・仕様・価格の抽出 人が残す判断 取扱いの可否
  • 代替品と関連品を紐付ける AIに任せられる工程 仕様の類似度に基づく代替候補の提示 人が残す判断 代替として認める範囲
  • 廃番・改定を反映し周知する AIに任せられる工程 通知文からの対象品番・適用日の抽出 人が残す判断 適用日と経過措置
  • 食品表示・規格情報を商品マスターに保持する AIに任せられる工程 規格書からの表示項目の抽出 人が残す判断 表示内容の適否

商品・マスターの注意点と使うシステム

詰まりやすい点

  • 仕様の抽出誤りの波及
  • 規格違いの代替提案
  • 適用日の読み違い

使うシステム

  • 基幹システム(販売管理)の商品マスター
  • 仕入先のカタログ・価格表(PDF・Excel)
  • JANコードなどの商品コード
  • 自社カタログ・Webサイト

ここに挙げたものに今のデータが入っている前提で、AI化の順番を考えます。

社内の手順で進めやすい所と、データの整理から要る所

同じ業務でも、社内の道具と手順だけで動かせるところと、データの持ち方から決め直す必要があるところが分かれます。上のタスク一覧を、その2つに振り分けたものです。

社内の手順の見直しで進めやすい

  • 廃番・改定を反映し周知する

データの整理や設計から要る

  • 仕入先の商品情報をマスターへ登録する
  • 代替品と関連品を紐付ける
  • 食品表示・規格情報を商品マスターに保持する

よくある質問

商品マスターの整備はAI化と別に先に済ませるべきですか。
マスターの欠損と重複が多い会社はマスター整備そのものを最初のAI化の対象にすべきです。カタログからの抽出と重複の検出をAIが担い、取扱いの可否と付番ルールは商品担当が決めます。
代替品の提案をAIに任せて規格違いを出しませんか。
仕様の類似度で候補を出す段階では規格や認証の違いを見落とすことがあります。代替として認める範囲は商品担当が決め、対応表に登録したものだけを営業が提案する運用にします。
仕入先の価格改定を反映し忘れて旧価格で見積を出す問題は減りますか。
通知文から対象品番と適用日を抽出し、受注残と在庫への影響一覧と周知文を出すところまで任せられます。適用日の読み違いが残ることがあるため、反映前に商品担当が確認します。

記事のほかに置いている面

商社・卸売業のAI活用診断

在庫と納期の照会、FAXの注文、ばらばらのカタログ。最初にAIへ任せる1工程。

1問目営業部や営業事務で、生成AIはどのように使われていますか。

全6問・約1分・登録不要・結果はこの場で表示

結果の例

いまの段階Lv.3 チーム活用期

最初にAIに任せる1工程商品・在庫・納期の照会への回答の下書き

2週間で試すこと

  1. 先週の照会メール30件で、読み取った品番と数量が合っているかを確かめる
  2. 回答に必ず入れる項目(在庫数・入荷予定日・単位)をそろえた型を決める
  3. メールで届く照会から下書きで返し、回答までの時間を記録する

人が確かめて決める所も、結果に出ます。

実務に使える資料(PDF)

資料(PDF・無料配布)

卸売・商社でAIに任せられる仕事 任せられない仕事 40選 2026

  • 40業務の仕分け表|受注から与信までの卸の40業務を、AIに任せやすい・下書きさせて確かめる・人が決めるの3つに分けた表です。自社の担当と確かめる人を書き込めます。
  • 最初の1業務を選ぶ記入表|候補の業務を3件まで書き、頻度・時間・誤りの影響・確かめられる人・入力する情報の5つの基準で比べる記入表です。
  • 帳票別の入力早見表|得意先別価格表・仕入原価・与信資料など卸で扱う帳票ごとに、AIに入れてよいか、条件つきか、入れないかとその理由を示した表です。

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