医療の診断結果
いまの段階は Lv.1 スタート期
患者さんの情報を扱うため、院内ではまだ使っていません。診療時間や駐車場の案内のように、患者さんの情報を入れずに済む問い合わせから始めれば、受付の電話を減らしながら院内の決まりを作れます。
いまの段階は Lv.2 属人活用期
事務や医師の一部が、お知らせ文や調べものに個人で使っています。要配慮個人情報を入れないこと、使ってよいサービスを院として決めることが、便利さを広げる前の条件です。
いまの段階は Lv.3 チーム活用期
院長や事務長が決めた場面で、事務部門が使い始めています。問診の項目や文書の様式をそろえておくと、記録や文書の下書きにそのまま使えるようになります。
いまの段階は Lv.4 仕組み化期
問診のまとめや文書の草案が、決まった手順の中でAIの下書きから始まっています。電子カルテや予約システムとの受け渡しを整え、転記をなくしていく段階です。
いまの段階は Lv.5 自走期
予約・問診・記録・請求の情報がつながり、AIが院内の事務を支えています。患者数や請求の推移を早く見て、診療体制の判断に使う範囲へ広げられます。
Lv.1 スタート期Lv.5 自走期
最初にAIに任せる1工程
業務 診療記録
診察メモと音声からの診療録の下書き
診療録の記載は、診療のあとや休診の時間に積み上がり、医師の時間外労働の大きな部分を占めます。診察中のメモや、患者さんの了承を得た音声から所定の項目に沿った下書きを作らせれば、医師は内容を確かめて確定するだけになります。
- 人が確かめる所
- 記載内容の確定は医師が行います。診断・処方・所見はAIの下書きをそのまま採らず、要配慮個人情報を扱うサービスは院として認めたものに限ります。
- 2週間で試すこと
- 院で使うサービスと、患者さんへの説明のしかたを院長と事務長で決める
- 医師1人の外来で、下書きと実際の記載を並べて、足りない項目と余計な記述を洗い出す
- 記載にかかった時間を診療日ごとに記録し、診療後に残る記載の件数と比べる
医師の時間外・休日労働の上限(A水準)は年960時間(2024年4月から適用)(出典: 厚生労働省「医師の働き方改革概要」)
業務 予約・受付
予約と受診の問い合わせへの回答の用意
予約や変更、診療時間や持ち物の問い合わせは朝に集まり、少ない人数の受付が窓口と電話に挟まれます。院の案内情報をもとに、よくある問い合わせの答えをWebやメールで返せる形に整え、予約の変更の受け付けまでをAIに任せれば、電話の数が減ります。
- 人が確かめる所
- 症状を尋ねられたときの対応と、受診をすすめるかの判断は職員が行います。医療の相談に答える形にはしません。
- 2週間で試すこと
- 1週間、受付の電話の用件を正の字で数え、多い問い合わせの上位を出す
- 上位の問い合わせの答えを院の案内として1枚にまとめ、Webの案内に載せる
- Webでの受け付けに切り替えた用件の、電話の件数の変化を数える
業務 レセプト・請求
レセプト提出前の点検と不備の候補出し
月末月初のレセプト点検は、算定要件の見落としや記載漏れを目で探す作業で、見落としが返戻や査定になって戻ってきます。レセプトと算定のルールを照らして、不備の候補と理由を一覧に出させれば、医事課は候補の確認と医師への問い合わせに集中できます。
- 人が確かめる所
- 算定の判断と、医師への確認。候補に出なかったものも、これまでの点検の手順は残します。
- 2週間で試すこと
- 過去3か月の返戻・査定の理由を集め、よくある不備の型を一覧にする
- 先月分のレセプトで候補を出させ、実際の返戻と照らして拾えたかを確かめる
- 今月の点検で候補の一覧を先に使い、点検にかかった時間を記録する
業務 問診
問診票の回答からの診察前サマリー
問診票を読み、要点を書き写して医師に渡す作業は、看護師の手を取り、長いWeb問診は医師が読み切れません。問診の回答から主訴・経過・既往・服薬を短くまとめさせれば、医師は診察の前に要点をつかめ、聞き直しが減ります。
- 人が確かめる所
- まとめに抜けや読み違いがないかの確認と、緊急性の判断。赤旗となる症状の見落としを防ぐため、元の回答も医師が見られるようにしておきます。
- 2週間で試すこと
- 問診票の項目と、サマリーに必ず入れる項目を医師と看護師で決める
- 1週間分の問診で、サマリーと看護師の書き写しを並べて比べる
- 2週目から医師がサマリーを見て診察に入り、聞き直した回数を記録する
業務 文書作成(診断書・紹介状)
紹介状・診断書の草案づくり
紹介状や診断書、意見書は、様式ごとに診療録から必要な内容を拾い直す作業で、依頼が重なると受け渡しまで日数がかかります。診療録と検査結果から、様式に沿った草案と記載に要る情報の不足を出させれば、医師は内容の確認と判断を書き足すだけになります。
- 人が確かめる所
- 文書に署名するのは医師で、診断名や見解の欄はAIに作らせず医師が書きます。草案は事実の拾い漏れがないかの点検にだけ使います。
- 2週間で試すこと
- 依頼の多い文書を1種類に絞り、その様式と過去の文書を草案の手本にする
- 過去に作った文書5件で草案を作らせ、医師が直した箇所を集める
- 次の依頼から草案を使い、お渡しまでの日数を前の月と見比べる
業務 患者対応
検査・治療の説明資料の下書き
検査や治療の説明は、説明する人によって中身や順番が変わりやすく、患者さんの不安や問い合わせの多さにつながります。院で決めた説明の内容をもとに、患者さん向けの平易な説明資料の下書きを作らせれば、説明の質がそろい、準備の時間も減ります。
- 人が確かめる所
- 医学的な内容の正しさの確認は医師が行います。広告にあたる表現や、効果を約束する言い方が入っていないかも確かめます。
- 2週間で試すこと
- 説明の多い検査を1つ選び、医師がいつも話している内容を箇条書きにしてもらう
- その箇条書きから平易な説明資料を作らせ、医師と看護師で読み合わせる
- 資料を使った説明のあとの、同じ質問の数を数える
無料・医療向け
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