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会計AIジャーナル 業務

会計・税理士の税務

税理士と税務担当が、消費税・法人税・所得税の申告書と各種届出を作成し、税務上の取扱いを判断し、電子申告を行う業務です。主な読者は、税務担当、監査担当、総務担当として税務を受け持つ方です。ここでは6つの工程のうちAIに任せる所と、「仕入税額控除の可否」のように人が決める所を分け、最初に試す工程を決められます。

記事2本 工程6つ

税務の記事

まず知る、具体的な業務を直す、比べて選ぶ、導入を進める、の順に並べています。

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この業務の全体像

税理士と税務担当が、消費税・法人税・所得税の申告書と各種届出を作成し、税務上の取扱いを判断し、電子申告を行う業務です。成果物は申告書、届出書、税務判断の記録、電子申告の受信通知です。

  1. 決算数値と証憑を確認する
  2. 消費税区分とインボイスの要件を確認する
  3. 税務上の取扱いを判断する
  4. 申告書・届出書を作る
  5. 税理士がレビューする
  6. 電子申告と納付を案内する

AIAIに任せられる工程

  • 登録番号の照合と記載事項チェック
  • 前期申告書との差異抽出とチェックリスト生成
  • 届出・納付の期限通知
  • 改正資料の要点整理と案内文の下書き

人人が判断を残す工程

  • 仕入税額控除と税務調整の判断
  • 申告内容の最終確認
  • 届出の要否と改正の影響判断

税務のタスク一覧

この業務を、担当が変わる単位まで分けたものです。行ごとに、AIに任せられる工程と、人が残す判断を並べています。

業務 担当 AIに任せられる工程 人が残す判断
消費税区分とインボイスの要件を確認する 税務担当・監査担当 請求書からの登録番号・税率・税額の抽出と公表情報との照合/適格請求書の記載事項を満たさない証憑の指摘 仕入税額控除の可否/経過措置の適用判断
申告書の下書きとチェックリストを作る 税務担当 前期申告書との差異の一覧化/顧問先の状況に応じたチェック項目の生成 税務調整の内容/申告内容の最終確認
届出と納付の期限を管理する 税務担当・総務担当 変更情報からの必要な届出候補の提示/期限前の通知と納付案内文の生成 届出の要否/期限の最終確認
制度改正の影響を顧問先ごとに整理する 税理士・税務担当 改正資料の要点整理/顧問先の属性に応じた影響候補の抽出と案内文の下書き 影響の有無の判断/顧問先への説明内容
  • 消費税区分とインボイスの要件を確認する AIに任せられる工程 請求書からの登録番号・税率・税額の抽出と公表情報との照合 人が残す判断 仕入税額控除の可否
  • 申告書の下書きとチェックリストを作る AIに任せられる工程 前期申告書との差異の一覧化 人が残す判断 税務調整の内容
  • 届出と納付の期限を管理する AIに任せられる工程 変更情報からの必要な届出候補の提示 人が残す判断 届出の要否
  • 制度改正の影響を顧問先ごとに整理する AIに任せられる工程 改正資料の要点整理 人が残す判断 影響の有無の判断

税務の注意点と使うシステム

詰まりやすい点

  • 税務判断の責任は税理士にあり、AIの出力を根拠にできない
  • 改正内容の要約誤り
  • 期限の計算誤り

使うシステム

  • 税務申告ソフト
  • 電子申告システム
  • 適格請求書発行事業者の公表情報
  • 税法・通達の資料
  • 届出管理表

ここに挙げたものに今のデータが入っている前提で、AI化の順番を考えます。

社内の手順で進めやすい所と、データの整理から要る所

同じ業務でも、社内の道具と手順だけで動かせるところと、データの持ち方から決め直す必要があるところが分かれます。上のタスク一覧を、その2つに振り分けたものです。

社内の手順の見直しで進めやすい

  • 届出と納付の期限を管理する

データの整理や設計から要る

  • 消費税区分とインボイスの要件を確認する
  • 申告書の下書きとチェックリストを作る
  • 制度改正の影響を顧問先ごとに整理する

よくある質問

申告書の作成をAIに任せると税理士法に触れませんか。
税務書類の作成と税務判断の責任は税理士にあります。AIは前期との差異一覧とチェックリストの下書きに留め、税務調整の内容と申告内容の最終確認は税理士が行う前提で設計します。
インボイスの登録番号確認は自動化できますか。
請求書からの登録番号・税率・税額の抽出と公表情報との照合、記載事項の不備の指摘は任せられます。仕入税額控除の可否と経過措置の適用は税理士が判断します。
税制改正の要約をそのまま顧問先に案内してよいですか。
AIの要約を根拠に税務判断や案内をしない運用にします。改正の一次資料を原文で確認し、顧問先ごとの影響の有無は税理士が判断してから案内文を仕上げます。

記事のほかに置いている面

会計事務所のAI活用診断

資料の催促と仕訳の起こし、先にAIへ任せるのはどちらか。

1問目事務所で、生成AIはどんな扱いになっていますか。

全6問・約1分・登録不要・結果はこの場で表示

結果の例

いまの段階Lv.3 チーム活用期

最初にAIに任せる1工程未提出資料の催促と、届いた証憑の仕分け

2週間で試すこと

  1. 今月の受領チェック表から、未提出の資料を顧問先ごとに書き出させる
  2. 催促文を顧問先の関係に合わせて3通りに書き分け、所長が言い回しを直す
  3. 来月の締めでこの流れを使い、全資料がそろった日を先月と比べる

人が確かめて決める所も、結果に出ます。

実務に使える資料(PDF)

資料(PDF・無料配布)

会計事務所・経理でAIに任せられる仕事 任せられない仕事 40選 2026

  • 40業務の仕分け表|証憑整理から決算・申告まで事務所の40業務を、A・B・Cの3区分に分けた表です。自所・自社の担当と確かめる人を書き込む欄があります。
  • 顧問先資料の入力早見表|会計・税務・経理で扱う書類・データ18種について、AIに入れてよいか、条件つきか、入れないかを一覧にしています。
  • 最初の1業務を選ぶ記入表|AIを使い始める業務の候補を、5つの基準で並べて比べる記入表です。どの業務から始めるかを所内で決めるときに使います。

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