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会計AIジャーナル 業務

会計・税理士の品質・セキュリティ

所長と品質担当が、ダブルチェックの仕組み、アクセス権限、個人情報・特定個人情報の取扱い、生成AIの利用ルールを定め、誤りの傾向を分析して改善する業務です。主な読者は、品質担当、上席、所長として品質・セキュリティを受け持つ方です。ここでは5つの工程のうちAIに任せる所と、「項目の採否」のように人が決める所を分け、最初に試す工程を決められます。

記事3本 工程5つ

品質・セキュリティの記事

まず知る、具体的な業務を直す、比べて選ぶ、導入を進める、の順に並べています。

まず知る

具体的な業務を直す

この業務の全体像

所長と品質担当が、ダブルチェックの仕組み、アクセス権限、個人情報・特定個人情報の取扱い、生成AIの利用ルールを定め、誤りの傾向を分析して改善する業務です。成果物はチェックリスト、権限表、AI利用ルール、誤り分析の記録です。

  1. チェック項目を定める
  2. 権限と保管場所を決める
  3. AI利用ルールを定める
  4. 誤りと指摘を記録する
  5. 傾向を分析し改善する

AIAIに任せられる工程

  • 指摘記録からのチェック項目抽出
  • 利用規約の要点抽出とルール文書の下書き
  • 権限表と人事情報の突合
  • 誤り傾向の分析

人人が判断を残す工程

  • 入力を認める情報の範囲とサービス選定
  • 権限の範囲と例外承認
  • チェック項目の採否

品質・セキュリティのタスク一覧

この業務を、担当が変わる単位まで分けたものです。行ごとに、AIに任せられる工程と、人が残す判断を並べています。

業務 担当 AIに任せられる工程 人が残す判断
ダブルチェックのリストを整備する 品質担当・上席 指摘記録からの頻出項目の抽出/チェックリストへの追加案の生成 項目の採否/チェックの担当者
生成AIの利用ルールと入力範囲を定める 所長・品質担当 利用規約からデータの保存・学習利用に関する条項の抽出/ルール文書の下書き 入力を認める情報の範囲/利用するサービスの選定
アクセス権限と保管場所を管理する 品質担当・総務担当 異動情報と権限表の不一致の指摘/権限変更の申請文の下書き 付与する権限の範囲/例外の承認
  • ダブルチェックのリストを整備する AIに任せられる工程 指摘記録からの頻出項目の抽出 人が残す判断 項目の採否
  • 生成AIの利用ルールと入力範囲を定める AIに任せられる工程 利用規約からデータの保存・学習利用に関する条項の抽出 人が残す判断 入力を認める情報の範囲
  • アクセス権限と保管場所を管理する AIに任せられる工程 異動情報と権限表の不一致の指摘 人が残す判断 付与する権限の範囲

品質・セキュリティの注意点と使うシステム

詰まりやすい点

  • 規約の要約誤り
  • 権限の残存
  • チェックリストの形骸化

使うシステム

  • チェックリスト
  • アクセス権限表
  • 文書管理システム
  • AI利用ルール文書
  • 誤り記録(Excel)

ここに挙げたものに今のデータが入っている前提で、AI化の順番を考えます。

社内の手順で進めやすい所と、データの整理から要る所

同じ業務でも、社内の道具と手順だけで動かせるところと、データの持ち方から決め直す必要があるところが分かれます。上のタスク一覧を、その2つに振り分けたものです。

社内の手順の見直しで進めやすい

  • ダブルチェックのリストを整備する
  • アクセス権限と保管場所を管理する

データの整理や設計から要る

  • 生成AIの利用ルールと入力範囲を定める

よくある質問

AI利用ルールは何から決めればよいですか。
扱う情報を公開情報・顧問先の財務情報・個人情報・特定個人情報に分類し、区分ごとに入力してよいサービスと範囲を決めます。この整理を他のどの業務より先に行うべきです。
利用規約の確認までAIに任せてよいですか。
規約からデータの保存・学習利用に関する条項を抽出する作業は任せられますが、要約誤りを根拠にせず原文で確認します。利用するサービスの選定は所長が決めます。
チェックリストが増えて形骸化しないか心配です。
指摘記録から頻出項目を抽出して追加案を出す一方で、項目の採否は品質担当が決めます。再発の減った項目を外す見直しを年度ごとに行い、項目数を増やし続けない運用にします。

記事のほかに置いている面

会計事務所のAI活用診断

資料の催促と仕訳の起こし、先にAIへ任せるのはどちらか。

1問目事務所で、生成AIはどんな扱いになっていますか。

全6問・約1分・登録不要・結果はこの場で表示

結果の例

いまの段階Lv.3 チーム活用期

最初にAIに任せる1工程未提出資料の催促と、届いた証憑の仕分け

2週間で試すこと

  1. 今月の受領チェック表から、未提出の資料を顧問先ごとに書き出させる
  2. 催促文を顧問先の関係に合わせて3通りに書き分け、所長が言い回しを直す
  3. 来月の締めでこの流れを使い、全資料がそろった日を先月と比べる

人が確かめて決める所も、結果に出ます。

実務に使える資料(PDF)

資料(PDF・無料配布)

会計事務所・経理でAIに任せられる仕事 任せられない仕事 40選 2026

  • 40業務の仕分け表|証憑整理から決算・申告まで事務所の40業務を、A・B・Cの3区分に分けた表です。自所・自社の担当と確かめる人を書き込む欄があります。
  • 顧問先資料の入力早見表|会計・税務・経理で扱う書類・データ18種について、AIに入れてよいか、条件つきか、入れないかを一覧にしています。
  • 最初の1業務を選ぶ記入表|AIを使い始める業務の候補を、5つの基準で並べて比べる記入表です。どの業務から始めるかを所内で決めるときに使います。

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