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会計AIジャーナル 業務

会計・税理士の記帳

入力担当と監査担当が証憑と入出金データから仕訳を起こし、勘定科目・補助科目・摘要・消費税区分を付け、証憑と紐付けて会計ソフトに登録する業務です。主な読者は、入力担当、監査担当、品質担当として記帳を受け持つ方です。ここでは6つの工程のうちAIに任せる所と、「候補の採否」のように人が決める所を分け、最初に試す工程を決められます。

記事6本 工程6つ

記帳の記事

まず知る、具体的な業務を直す、比べて選ぶ、導入を進める、の順に並べています。

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この業務の全体像

入力担当と監査担当が証憑と入出金データから仕訳を起こし、勘定科目・補助科目・摘要・消費税区分を付け、証憑と紐付けて会計ソフトに登録する業務です。成果物は仕訳データ、証憑の紐付け記録、電子取引データの保存記録です。

  1. 証憑と入出金データを読み込む
  2. 仕訳候補を作る
  3. 勘定科目・補助科目・消費税区分を確認する
  4. 摘要を整える
  5. 証憑と仕訳を紐付ける
  6. 電子取引データを保存要件に沿って格納する

AIAIに任せられる工程

  • 証憑の読み取りと仕訳候補の提示
  • 科目ルールとの照合と摘要の統一
  • 証憑と仕訳の自動紐付け
  • 電子取引データの索引作成と保存漏れの指摘

人人が判断を残す工程

  • 勘定科目・消費税区分の最終確定
  • 科目ルールの改定と例外の扱い
  • 保存要件を満たすかの判断

記帳のタスク一覧

この業務を、担当が変わる単位まで分けたものです。行ごとに、AIに任せられる工程と、人が残す判断を並べています。

業務 担当 AIに任せられる工程 人が残す判断
証憑から仕訳候補を作る 入力担当 証憑の読み取りと日付・相手先・金額の抽出/過去仕訳に基づく勘定科目・補助科目・消費税区分の候補提示 候補の採否/新規の取引先や特殊な取引の科目判断
勘定科目と摘要を統一する 監査担当 顧問先の科目ルールとの不一致の指摘/摘要の表記ゆれの統一案 科目ルールの改定/例外的な取引の扱い
証憑と仕訳を紐付ける 入力担当 金額・日付・相手先の一致による自動紐付け/証憑が見つからない取引の一覧化 一致が曖昧な場合の紐付け/証憑なし取引の扱い
電子取引データを保存要件に沿って格納する 入力担当・品質担当 取引年月日・金額・取引先の抽出と索引の作成/保存漏れや改ざん防止措置の不備の指摘 保存方法の選択/要件を満たすかの最終判断
  • 証憑から仕訳候補を作る AIに任せられる工程 証憑の読み取りと日付・相手先・金額の抽出 人が残す判断 候補の採否
  • 勘定科目と摘要を統一する AIに任せられる工程 顧問先の科目ルールとの不一致の指摘 人が残す判断 科目ルールの改定
  • 証憑と仕訳を紐付ける AIに任せられる工程 金額・日付・相手先の一致による自動紐付け 人が残す判断 一致が曖昧な場合の紐付け
  • 電子取引データを保存要件に沿って格納する AIに任せられる工程 取引年月日・金額・取引先の抽出と索引の作成 人が残す判断 保存方法の選択

記帳の注意点と使うシステム

詰まりやすい点

  • 誤った過去仕訳の学習による誤りの再生産
  • 同額同日の取引の取り違え
  • 保存要件の判断をAIに委ねない

使うシステム

  • 会計ソフト(クラウド・インストール型)
  • OCR・自動仕訳機能
  • 証憑保存システム
  • 過去の仕訳データ

ここに挙げたものに今のデータが入っている前提で、AI化の順番を考えます。

社内の手順で進めやすい所と、データの整理から要る所

同じ業務でも、社内の道具と手順だけで動かせるところと、データの持ち方から決め直す必要があるところが分かれます。上のタスク一覧を、その2つに振り分けたものです。

社内の手順の見直しで進めやすい

  • 勘定科目と摘要を統一する
  • 証憑と仕訳を紐付ける

データの整理や設計から要る

  • 証憑から仕訳候補を作る
  • 電子取引データを保存要件に沿って格納する

よくある質問

会計ソフトの自動仕訳があればAIは不要ですか。
自動仕訳は定型の取引に有効ですが、顧問先ごとの科目ルールや摘要の統一、証憑なし取引の一覧化までは担いません。ソフトの機能を土台にし、不足する工程だけを補う形が現実的です。
仕訳候補の精度はどう確かめますか。
候補の採用率と修正率を顧問先ごとに記録します。過去の誤った仕訳を学習すると誤りが再生産されるため、ルールに沿って確定した仕訳だけを元データにします。
電子帳簿保存法の要件はAIが判断できますか。
できません。AIは取引年月日・金額・取引先の索引作成と保存漏れの指摘を担い、保存方法と要件を満たすかの判断は担当者が行います。

記事のほかに置いている面

会計事務所のAI活用診断

資料の催促と仕訳の起こし、先にAIへ任せるのはどちらか。

1問目事務所で、生成AIはどんな扱いになっていますか。

全6問・約1分・登録不要・結果はこの場で表示

結果の例

いまの段階Lv.3 チーム活用期

最初にAIに任せる1工程未提出資料の催促と、届いた証憑の仕分け

2週間で試すこと

  1. 今月の受領チェック表から、未提出の資料を顧問先ごとに書き出させる
  2. 催促文を顧問先の関係に合わせて3通りに書き分け、所長が言い回しを直す
  3. 来月の締めでこの流れを使い、全資料がそろった日を先月と比べる

人が確かめて決める所も、結果に出ます。

実務に使える資料(PDF)

資料(PDF・無料配布)

会計事務所・経理でAIに任せられる仕事 任せられない仕事 40選 2026

  • 40業務の仕分け表|証憑整理から決算・申告まで事務所の40業務を、A・B・Cの3区分に分けた表です。自所・自社の担当と確かめる人を書き込む欄があります。
  • 顧問先資料の入力早見表|会計・税務・経理で扱う書類・データ18種について、AIに入れてよいか、条件つきか、入れないかを一覧にしています。
  • 最初の1業務を選ぶ記入表|AIを使い始める業務の候補を、5つの基準で並べて比べる記入表です。どの業務から始めるかを所内で決めるときに使います。

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