荷主・受取人対応
荷待ち時間の記録と荷主別集計をAIで|交渉材料はどう変わるか
荷待ちの記録は、待機らしい停車の抽出・日報からの切り出し・荷主別の集計・月次報告の下書きをAIに渡せます。待機の理由の確定、記録内容の確認、交渉の方針と提示する条件は運行管理者と営業に残ります。
物流・運送業のAI活用
特集AI活用の基礎・選び方
生成AIツールの選定は、料金とデータ取扱いの写し取り、業務一覧との適合の下書き、試行記録の集計をAIに渡せます。標準にするツール、有料IDの範囲、入力してよい情報の線引きは経営者と運行管理者が決めます。
運送会社の業務は、荷主から注文を受け、配車担当が車両とドライバーと時間を組み、運行管理者が点呼で出発を確認し、ドライバーが集荷・配送し、荷主と受取人に報告し、月末に運賃と付帯作業を請求するという流れで進みます。
荷主の癖、ドライバーの得意な現場、車両の制約がベテラン配車担当の頭の中にあり、その人が休むと配車が回りません。
帰り便の空車や積み合わせの不足が運賃収入を下げ、国土交通省の資料では令和10年度までに積載効率44%が目標として示されています。
着荷主の都合で待機と荷役が発生し、国土交通省の調査では1運行当たり2時間2分が荷待ち・荷役等時間です。
国土交通省の調査では1運行当たりの平均拘束時間は10時間13分で、改善基準告示の枠内で配車を組む負荷が配車担当と運行管理者にかかります。
受取人の不在や時間指定の変更で再配達が発生し、ルートと当日の時間が崩れます。
注文がFAXとメールで届き、配車表・納品書・運転日報・点呼記録が紙で残るため、転記と保管に時間がかかります。
1運行当たりの平均拘束時間
10時間13分
一般貨物自動車運送事業のうち実運送を行う事業者を対象とした業界全体の平均で、個社の数字ではありません。
出典国土交通省 報道発表「トラックドライバーの1運行当たりの平均拘束時間に関する調査結果の公表」(令和8年7月10日)確認 2026.07.10
1運行当たりの荷待ち・荷役等時間
2時間2分
前回調査比で1時間16分減っています。
出典国土交通省 報道発表「トラックドライバーの1運行当たりの平均拘束時間に関する調査結果の公表」(令和8年7月10日)確認 2026.07.10
営業損益率(有効回答2,532者の平均)
0.0%
経常損益率は1.8%で、営業黒字は42%の事業者にとどまります。
出典全日本トラック協会「経営分析報告書(概要版)令和4年度決算版」(令和6年3月)確認 2024.03.01
受注・配車
受注・配車とは、荷主の注文を取り込み、車両・ドライバー・時間を組み合わせて配車表を作り、変更に対応する業務です。
記事 3 本
ドライバー管理
ドライバー管理とは、点呼、勤務と拘束時間、教育、健康状態、違反歴を運行管理者と労務担当が記録し管理する業務です。
記事 1 本
原価・請求
原価・請求とは、運賃・燃料・待機・付帯作業を便ごとに集計し、荷主別の請求と入金照合、採算把握を行う業務です。
ルート・運行
ルート・運行とは、配送順序とルートを決め、休憩と到着予測を踏まえて運行を管理し、遅延時に再配車する業務です。
記事 1 本
倉庫
倉庫とは、入荷、棚入れ、在庫管理、ピッキング、梱包、出荷を行い、荷主へ在庫と出荷を報告する業務です。
荷主・受取人対応
荷主・受取人対応とは、問い合わせ、遅延連絡、再配達の調整、配達証明、月次報告と条件交渉に対応する業務です。
記事 1 本
安全・事故
安全・事故とは、危険予測、事故・ヒヤリハットの報告、映像の確認、是正と教育を安全担当と運行管理者が行う業務です。
法令
法令とは、改善基準告示、点呼、法定帳票、許認可、監査対応に関する記録と手続きを経営者と運行管理者が整備する業務です。
車両管理
車両管理とは、日常点検、定期点検、整備、燃料、故障、車両更新を車両台帳と整備履歴で管理する業務です。
AI活用の基礎・選び方
AI活用の基礎・選び方とは、物流・運送の会社が生成AIを業務に入れる前に決めるツール・データ・ルール・順番を、業務と帳票に落として判断する業務です。
記事 1 本
荷主・受取人対応
荷待ちの記録は、待機らしい停車の抽出・日報からの切り出し・荷主別の集計・月次報告の下書きをAIに渡せます。待機の理由の確定、記録内容の確認、交渉の方針と提示する条件は運行管理者と営業に残ります。
受注・配車
当日の変更対応は、対象便の特定・後続便への影響の洗い出し・代替候補と連絡文の下書きをAIに渡せます。変更を受けるかどうか、どの案を採るか、荷主へ何を伝えるかは配車担当と配車責任者に残ります。
受注・配車
伝票の打ち込みは、様式の見分け・項目の抜き出し・注文台帳への下書き・重複と不足の指摘をAIに渡せます。読み取り結果の確認、荷主への不明点の確認、差異の扱いは配車担当と事務に残ります。
ルート・運行
配送順序づくりは、納品先の並べ替え・所要時間の見積もり・遅延の検知と連絡文の下書きをAIに渡せます。搬入口や待機場所の事情を踏まえた順序の採否と、荷主へ連絡するかどうかは配車担当と運行管理者に残ります。
ドライバー管理
運転日報は、デジタコと音声メモからの下書き・荷待ちの切り出し・記載漏れの指摘をAIに渡せます。点呼の実施、記録内容の確定、乗務可否と超過時の対応は運行管理者と労務担当に残ります。
受注・配車
翌日分の配車表づくりは、注文台帳の作成・拘束時間の集計・配車案の提示をAIに渡せます。荷主ごとの事情を踏まえた割り当ての確定と、改善基準告示の枠の確認は配車責任者と運行管理者に残ります。
記事に書いた業務の分け方と工程ごとの線引きは、株式会社BoostXがAI導入支援で用いる、業務整理と実装設計の考え方です。読んで終わりにせず自社で動かしたい場合は、次の3つの進め方があります。物流・運送を含め、業種を問わずお受けしています。
毎月ひとつずつAI化する
今の業務を工程に分けて、任せられるところから毎月ひとつずつAIに置き換えていく進め方です。設計と実装、運用の見直しまでを月額で続けます。
部署をまたいで一気に動かす
BoostXも当事者として社内に入り、複数の部署にまたがる業務を一緒に組み替えます。月2日の訪問を含む伴走型です。
仕組みとして作り切る
試して効果が出た工程を、人が起動しなくても動き続ける仕組みにします。小さく試す段階から本番運用まで。
オンライン30分・無料の相談です。ツールの紹介はしません。いまの工程を伺い、AIに任せる工程と人が決める工程を分けて、最初に着手する1工程まで決めて終わります。その場で契約をお願いすることはありません。
対象 自社の業務でAIを使いたい会社の方(経営者・部門責任者・情報システム/DX担当) / 営業・提携のご提案、個人の学習相談はお受けしていません。