生成AIに何を聞けばいいかわからない…|コピペで使える業務別プロンプト30選
「議事録作って」——ChatGPTにそう入力して、返ってきた文章を見て首をかしげた経験はありませんか。
この領域でつまずきやすいのは、ツール選定よりも「業務の中のどこに組み込むか」の設計です。BoostXの生成AI伴走顧問は、業務ヒアリングから設計・定着支援までをサービス対応範囲としてカバーできる領域です。
ある企業の担当者も、まさにこの状態でした。生成AIのアカウントは作った。でも「何を聞けばいいか分からない」まま放置して2ヶ月。たまに使っても、ふんわりした回答しか返ってこない。「やっぱりAIって使えないのでは」と感じ始めていたそうです。
でも、原因はAIの性能ではありません。聞き方——つまりプロンプトの組み立て方を知らなかっただけ。この記事では、業務別にそのままコピペで使えるプロンプト30個と、自分でカスタマイズするコツをまとめました。テンプレートを使うだけで、AIの回答精度は別物になります。
生成AIの全体像や始め方から押さえたい方は、「AIって何から始めればいい?」中小企業の経営者向け生成AI活用スタートガイド【2026年版】をまず読んでみてください。
目次
「何を聞けばいいかわからない」の正体はプロンプト以前の問題
AIに何を聞くかを考える前に、自分の業務を言語化し「コンテキスト(文脈情報)」として渡す。これだけで回答精度は劇的に変わります。
プロンプトのテクニックを学ぶ前に、もっと手前の話をさせてください。
生成AIは「超優秀だけど、あなたの会社のことを何も知らない新入社員」です。入社初日の新人に「議事録作って」とだけ言ったら、どうなるか想像できますよね。会議の目的も参加者も決定事項も知らない状態では、まともな議事録は書けません。
AIもまったく同じ。プロンプトの前に、業務の言語化が必要なんです。
コンテキスト(文脈情報)がないとAIは動けない
コンテキストとは、AIに渡す「背景情報」のこと。具体的には、あなたの業種・役職・業務の目的・読者(相手)・求めるアウトプットの形式——こうした情報をまとめてAIに伝えることを指します。
たとえば「メール作って」だけだと、AIはビジネスメールなのかプライベートなのかすら分かりません。でも「建設業の現場監督として、元請けに工期延長を相談するメールを書いてほしい。丁寧だが簡潔に」と伝えれば、一発でそれらしい文面が返ってきます。
ここが、AIを「使える」と感じる人と「使えない」と感じる人の分かれ目。
「プロンプトのテンプレートを100個覚えるより、自分の業務を3行で説明できるようになるほうが、AIの活用度は上がる」——これは現場で何度も実感してきたことです。
— 生成AI顧問の視点
まず業務を言語化するところから
とはいえ「業務を言語化しろ」と言われても困りますよね。ここでは3つの質問に答えるだけで十分です。
① この業務は誰のために、何を達成するためにやっているか?
② 完成形はどんな形式か?(メール/資料/リスト/報告書)
③ 守るべき条件やルールはあるか?(文字数、トーン、期限など)
この3つを書き出してからAIに渡す。たったこれだけで、「何を聞けばいいか分からない」という悩みはほぼ解消します。
まだ生成AIの初期設定が済んでいない方は、生成AIの始め方|ChatGPT・Gemini・Claude・Copilotの登録から最初の質問まで完全ガイドで手順を確認してみてください。
良い質問の4要素とBefore/After
AIへの質問は「役割」「目的」「条件」「出力形式」の4要素を含めると、回答精度が格段に上がります。
4要素の解説
プロンプトに含めるべき要素は、たった4つ。難しい用語は一切ありません。
この4つを全部入れる必要はありません。ただ、「目的」と「条件」の2つだけでも意識すると、AIの出力は見違えるほど良くなります。
Before/After比較
実際にどれくらい変わるのか、見てみましょう。
Before→Afterの違いは「テクニック」ではなく、単に情報量の差です。AIに背景を伝えたかどうかだけで結果が変わっている。
ポイント
「プロンプトが難しそう」と感じている方へ。プロンプトは魔法の呪文ではなく、仕事の依頼書です。上司や同僚に仕事をお願いするとき、目的と条件を伝えますよね。AIにも同じことをするだけ。それ以上でもそれ以下でもありません。
【営業・マーケ・企画】コピペで使えるプロンプト15選
営業メール、提案書、SNS投稿、企画書——成果に直結する15テンプレートを、使う場面と期待出力つきで紹介します。
営業プロンプト5選
新規アポ獲得メール
以下の条件で、新規顧客へのアポイント打診メールを作成してください。
【自社】○○業のシステム開発会社
【相手】従業員50名の製造業の情報システム担当者
【提案内容】生産管理システムのリプレース
【トーン】丁寧だが押しつけがましくなく、相手のメリットが伝わるように
【文字数】300文字以内
使う場面:新規開拓のファーストコンタクト / 期待出力:簡潔で返信しやすいメール文
商談後のフォローアップメール
【商談メモ】
・相手:△△株式会社 山田部長
・議題:現行システムの課題ヒアリング
・先方の関心:月末の残業削減、データの二重入力の解消
・次のステップ:来週中にデモ日程を調整
【トーン】商談の内容を踏まえた具体的な文面で、テンプレ感を出さないこと
使う場面:商談直後のお礼メール / 期待出力:「ちゃんと聞いてくれていた」と思わせるメール
競合比較の想定問答
以下の条件で、競合製品との比較を聞かれたときの想定問答を5パターン作ってください。
【自社製品】クラウド型勤怠管理システム(月額1万円〜)
【競合】A社(月額5,000円・機能シンプル)、B社(月額3万円・多機能)
【自社の強み】中小企業向けのサポート体制、導入後のカスタマイズ対応
各パターンに「想定質問→回答→補足トーク」の構成でお願いします。
使う場面:商談準備・ロープレ / 期待出力:切り返しトーク集
提案書の骨子作成
【提案先】従業員30名の不動産会社
【課題】物件情報の管理がExcelに散在し、営業間で情報共有できていない
【提案内容】物件管理SaaSの導入
【提案のゴール】来月中の導入決定
目次は5〜7セクション。各セクションに「このページで伝えること」を3行で書いてください。
使う場面:提案書の構成設計 / 期待出力:スライドに落とし込める骨子
失注理由の分析と次の打ち手
以下の失注情報から、原因分析と今後の改善アクションを提案してください。
【案件】△△社への会計ソフト導入提案
【失注理由(先方回答)】「価格が合わなかった」
【商談回数】3回
【提案金額】月額8万円
【競合】C社(月額5万円で受注した模様)
分析は「価格以外に考えられる本当の理由」も含めてください。
使う場面:失注後の振り返り / 期待出力:表面的でない原因分析と具体的な改善案
マーケティングプロンプト5選
SNS投稿文の作成
【発信アカウント】中小企業向けITツール販売会社の公式アカウント
【投稿目的】ブログ記事への誘導
【ブログ記事の内容】クラウド会計ソフトの選び方
【ターゲット】従業員10〜50名の会社の経理担当者
【制約】140文字以内、絵文字は1〜2個まで、押し売り感NG
使う場面:SNS運用の投稿作成 / 期待出力:クリックしたくなる投稿文3案
メルマガ件名のA/Bテスト案
【メルマガ内容】補助金を使ったIT導入の成功事例紹介
【配信先】中小企業の経営者・管理職(BtoB)
【過去の開封率】平均18%
5パターンそれぞれに「狙い(なぜこの件名が刺さるか)」を一言で添えてください。
使う場面:メルマガ配信前の件名設計 / 期待出力:意図が明確な件名5案
LP(ランディングページ)のキャッチコピー
【サービス】中小企業向けの生成AIコンサルティング
【ターゲット】AI導入に興味はあるが何から始めていいか分からない経営者
【伝えたい価値】専門家がつきっきりで支援するから、社内にAI人材がいなくても大丈夫
各パターンに「訴求軸」のラベル(例:安心感訴求、成果訴求など)をつけてください。
使う場面:LP制作・広告クリエイティブ / 期待出力:切り口の異なるコピー4案
顧客事例インタビューの質問設計
【取材対象】自社のクラウドサービスを導入した、従業員40名の物流会社の総務担当者
【事例記事の目的】Webサイトに掲載し、同業種の見込み顧客の検討材料にする
【引き出したい内容】導入前の課題、選定理由、導入後の変化(定量・定性)、社内の反応
質問は時系列で並べ、「この質問で引き出したいこと」を各問に添えてください。
使う場面:導入事例の取材準備 / 期待出力:取材当日にそのまま使える質問リスト
ブログ記事の構成案
【メインキーワード】中小企業 勤怠管理 クラウド
【ターゲット読者】紙やExcelで勤怠管理をしている中小企業の総務担当者
【記事の目的】クラウド勤怠管理ツールの比較検討を促し、資料請求に誘導
【文字数目安】3,000〜4,000文字
H2は4〜5個、各H2に要点を2行で添えてください。
使う場面:オウンドメディアの記事企画 / 期待出力:そのまま執筆に入れる構成案
企画プロンプト5選
⓫ 新規事業のアイデア出し
以下の条件で、新規事業のアイデアを5つ提案してください。
【自社】従業員25名の印刷会社(チラシ・パンフレット制作が主力)
【課題】紙媒体の需要が減少し、売上が年5%ずつ減っている
【活かしたい強み】デザイン力、既存顧客との関係性、小ロット対応力
【制約】初期投資500万円以内、既存人員で始められるもの
各アイデアに「想定ターゲット」「収益モデル」「リスク」を添えてください。
使う場面:経営会議の事前準備 / 期待出力:検討に値するアイデアのたたき台
⓬ 社内プレゼンのストーリー設計
【テーマ】営業部への生成AI導入提案
【聞き手】営業部長と営業メンバー10名(ITに詳しくない)
【ゴール】月内にトライアル開始の承認を得る
【懸念される反対意見】「忙しくて余裕がない」「情報漏洩が心配」
スライド枚数の目安と、各スライドの「見出し・伝えるメッセージ・想定所要時間」を書いてください。
使う場面:社内稟議・プレゼン準備 / 期待出力:10分プレゼンの設計図
⓭ SWOT分析
【会社概要】従業員15名の地方の建設会社。公共工事が売上の7割
【最近の変化】大手との価格競争が激化、若手採用が困難
【強み】地元での施工実績30年、顧客との信頼関係、機動力
SWOTの各象限に3〜4項目ずつ。さらに「SO戦略」「WT戦略」を1つずつ提案してください。
使う場面:経営計画策定 / 期待出力:戦略オプション付きのSWOT表
⓮ 会議アジェンダの作成
【会議名】月次営業会議
【参加者】営業部長1名、営業メンバー5名
【議題】先月の振り返り、今月の目標確認、新規施策の共有
【決めたいこと】新規施策の担当者と期限
各議題に「所要時間」「進行方法(報告/議論/決定)」「準備物」を添えて表形式にしてください。
使う場面:定例会議の準備 / 期待出力:配布できるアジェンダ
⓯ 業界動向のリサーチ要約
以下のテーマについて、経営者向けに要約してください。
【テーマ】2026年の中小企業向けSaaS市場のトレンド
【知りたいこと】成長分野、注目サービス、中小企業が取るべきアクション
【出力形式】
・要約(200文字以内)
・トレンド3つ(各100文字で説明)
・経営者へのアクション提案(箇条書き3つ)
使う場面:経営判断の情報収集 / 期待出力:簡潔な業界レポート
生成AIを本格的に業務に取り入れる第一歩として、生成AI初日にやるべき業務TOP5も参考になります。
【総務・人事・経理・日常業務】コピペで使えるプロンプト15選
バックオフィス業務こそAIの得意領域。定型文作成、チェック、要約——手を動かす前にAIに下書きさせるだけで、毎日30分は浮きます。
総務・人事プロンプト5選
⓰ 社内通知文の作成
【通知内容】来月から始まるフレックスタイム制度の導入について
【対象】全社員(約30名)
【伝えるべき項目】制度概要、コアタイム、申請方法、開始日、問い合わせ先
【トーン】堅すぎず、読んでもらえるよう簡潔に
A4で1枚に収まる分量でお願いします。
使う場面:社内制度変更の告知 / 期待出力:そのまま社内メール・掲示に使える通知文
⓱ 求人票の作成
【募集職種】経理事務(正社員)
【会社概要】従業員20名のIT企業、設立5年目
【仕事内容】月次決算、請求書処理、経費精算、税理士対応
【必須条件】経理実務2年以上、会計ソフト使用経験
【アピールポイント】残業月10時間以下、リモート週2日OK、生成AI活用推進中
「応募者が読んで働くイメージが湧く」文面にしてください。
使う場面:中途採用の求人作成 / 期待出力:応募したくなる求人原稿
⓲ 面接質問リストの作成
【ポジション】営業職(中途)
【重視するスキル】ヒアリング力、提案力、自走できること
【会社の特徴】少人数のため、営業だけでなく顧客対応全般を任せたい
【面接時間】45分
質問は「アイスブレイク→スキル確認→カルチャーフィット→逆質問誘導」の順で並べてください。各質問に「見極めたいポイント」を一言で添えてください。
使う場面:面接準備 / 期待出力:面接官がそのまま使える質問シート
⓳ 就業規則の変更案チェック
【変更箇所】
(ここに変更箇所を貼り付け)
法的な判断はできなくて構いません。「この書き方だと社員が混乱しそう」という観点でレビューしてください。指摘は箇条書きで、改善案も添えてください。
使う場面:規程改定時のセルフチェック / 期待出力:読みやすさ観点のレビューコメント
⓴ 研修カリキュラムの設計
【期間】3日間(各日6時間)
【対象】新卒2名(文系・ITスキルなし)
【研修目的】ビジネスマナー、自社サービスの理解、基本的なPC操作
【制約】外部講師なし、社内メンバーが講師を担当
各コマに「テーマ」「所要時間」「担当候補(役職)」「使う教材」を入れた表形式で出してください。
使う場面:研修計画の策定 / 期待出力:上長に提出できるカリキュラム表
経理プロンプト5選
㉑ 経費精算ルールの社内FAQ作成
【ルール概要】
・交通費は実費精算(タクシーは事前承認必要)
・接待交際費は1人5,000円まで(超過は部長承認)
・備品購入は1万円未満なら事後報告OK
質問は「社員が実際に迷いそうな場面」から作ってください。回答は50文字以内で簡潔にお願いします。
使う場面:社内ルールのFAQ整備 / 期待出力:社内ポータルに掲載できるFAQ
㉒ 予算と実績の差異コメント
【データ】
売上:予算1,200万円 → 実績1,050万円(▲12.5%)
原価:予算600万円 → 実績580万円(▲3.3%)
販管費:予算400万円 → 実績420万円(+5.0%)
営業利益:予算200万円 → 実績50万円(▲75.0%)
各項目に「数字の解説」と「想定される原因」を1〜2文で。経営者が次のアクションを判断できるコメントにしてください。
使う場面:月次報告資料の作成 / 期待出力:報告書に転記できる差異コメント
㉓ 請求書の送付メール
【送付先】取引先の経理担当者
【請求内容】2026年3月分のシステム保守費用
【金額】月額55,000円(税込)
【支払期限】2026年4月末日
【添付】PDF請求書
事務的すぎず、かといって砕けすぎない「ちょうどいいトーン」でお願いします。
使う場面:毎月の請求書送付 / 期待出力:コピペで使える送付メール
㉔ 仕訳の確認・勘定科目の判断
以下の取引について、適切な仕訳(勘定科目・金額・摘要)を提案してください。
【取引内容】
・展示会への出展費用30万円を振り込んだ
・展示会は来月開催
・ブース設営費15万円、参加登録費15万円
仕訳と合わせて「なぜこの勘定科目を選んだか」の理由も一言添えてください。
使う場面:仕訳に迷ったとき / 期待出力:根拠付きの仕訳案(最終判断は税理士へ)
㉕ 資金繰り表のフォーマット提案
【条件】
・Excelで管理する想定
・売掛金の回収サイトは月末締め翌月末
・仕入れは現金払いが多い
表の項目名と、記入例(1ヶ月分のサンプルデータ)を出してください。経理初心者でも使える簡潔さを優先してください。
使う場面:資金繰り管理の仕組み構築 / 期待出力:すぐ使えるフォーマットとサンプル
日常業務プロンプト5選
㉖ 議事録の作成
【会議メモ】
(ここにメモを貼り付け)
【フォーマット】
・会議名、日時、参加者
・決定事項(箇条書き)
・未決事項(箇条書き)
・次回アクション(担当者・期限つき)
余計な前置きは省き、箇条書き中心で簡潔にお願いします。
使う場面:会議直後の議事録作成 / 期待出力:5分以内に共有できる議事録
㉗ 長文メールの要約
【メール本文】
(ここに転送メールを貼り付け)
使う場面:大量のメール処理 / 期待出力:要約+返信アクションの整理
㉘ お詫びメールの作成
【状況】納品物に誤りがあり、修正版を再送する
【相手】担当者レベル(部長ではない)
【経緯】こちらの確認ミスで数値に誤りがあった。修正版は本日中に再送予定
【トーン】誠実に謝罪しつつ、過度に卑屈にならないこと
【文字数】200文字程度
使う場面:ミス対応のメール作成 / 期待出力:信頼を損なわないお詫びメール
㉙ 日報のテンプレート
【対象】営業職(外回り中心)
【報告先】営業部長
【必要な項目】訪問先、商談内容、進捗状況、明日の予定、所感
【制約】スマホから5分で入力できる分量。1日の報告は200文字以内
テンプレートと、記入例(1日分)を出してください。
使う場面:日報フォーマットの整備 / 期待出力:入力しやすいテンプレート+記入例
㉚ タスクの優先順位づけ
【タスク一覧】
1. 明後日のプレゼン資料の作成
2. 来週の出張の宿泊手配
3. 先月分の経費精算(締切:今週金曜)
4. 新入社員のPC初期設定(入社日:来週月曜)
5. 取引先からのクレーム対応メールの返信
6. 社内勉強会の企画書作成(来月開催予定)
表形式で分類した後、「今日やるべきこと」「今週中にやること」「来週以降でOK」の3段階で整理してください。
使う場面:朝の業務整理 / 期待出力:やるべき順序が明確なタスクリスト
生成AIに社内データを渡す際のルール作りについては、社内データを安全にAIへ渡すためのルール整備ガイドもあわせて読んでおくと安心です。
テンプレートを「自社専用」にカスタマイズする3ステップ
テンプレートはあくまで入り口。自社の業務・用語・ルールを加えてカスタマイズできれば、AIは本当の戦力になります。
ステップ解説
テンプレートをコピペするだけでも十分使えます。ただ、もう一歩踏み込むと成果はさらに上がる。やり方は3ステップです。
ステップ1:テンプレートをそのまま使ってみる
まずは何も変えずにコピペ。AIの出力を見て「ここは違うな」「ここはもっとこうしたい」と感じるポイントをメモしてください。
ステップ2:自社固有の情報を追加する
「条件」の欄に、自社の業種・規模・使っているツール・社内ルールを書き足します。たとえば「当社は従業員12名の建設会社で、会計ソフトはマネーフォワード」と加えるだけで、回答の具体度がまるで変わります。
ステップ3:出力形式を指定する
「表形式で」「箇条書き3つで」「メール文として」——出力の形を指定すると、後工程が楽になります。AIの回答をそのままコピペして使える状態を目指しましょう。
「ネットに出回っているプロンプト集をそのまま使っても、自社の業務にはフィットしない。テンプレートに”自社のコンテキスト”を足せるかどうかが、AI活用の分かれ道になる」
— 生成AI顧問の視点
カスタマイズが難しいと感じたら
「自社に合わせるって、具体的に何を足せばいいか分からない」という方もいるかもしれません。ここはケースバイケースで、業種・部門・業務内容によって最適解が変わります。
よくある誤解
「プロンプトのテンプレートを大量に覚えれば、AIを使いこなせる」と思っている方が多いですが、これは逆。テンプレートは100個覚えるより、自分の業務を正確に言語化するスキルを1つ身につけるほうがはるかに応用が利きます。プロンプトは「覚えるもの」ではなく「組み立てるもの」です。
「生成AIって難しそう」という先入観がある方は、「生成AIは難しい」は誤解?中小企業の思い込みを解消するガイドを読むと気持ちが軽くなるはずです。
よくある質問
まとめ
- 「何を聞けばいいか分からない」の正体は、プロンプト以前に「業務の言語化」ができていないこと
- コンテキスト(業種・目的・条件・出力形式)を伝えるだけで、AIの回答精度は別物になる
- まずは30個のテンプレートをコピペで使い、AIの出力に慣れるところから始める
- テンプレートに自社固有の情報を足して「自社専用プロンプト」に育てるのがゴール
- プロンプトは「覚えるもの」ではなく「組み立てるもの」。業務理解がすべての土台
生成AIの全体像をつかみたい方は、「AIって何から始めればいい?」中小企業の経営者向け生成AI活用スタートガイド【2026年版】で体系的に学べます。
AI導入、ひとりで悩んでいるなら
最初の一歩の順番を、一緒に決めるところから始められます
生成AIを業務に入れたい気持ちはあるけれど、社内に詳しい人がいない、ツールを入れても定着しない——ここで止まっている経営者の方もいます。ツール選びより先に、「どの業務から手をつけるか」の順番を決めておくと、導入後につまずきにくくなります。BoostXの生成AI伴走顧問は、この整理から、ツール選定、現場の定着まで並走する内容です。何から始めるべきか、まずは無料相談でご相談ください。