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施工計画

施工計画書をAIが下書きしても現場代理人に残る工法の選択と安全対策

AIに渡せるのは、過去の計画書から同じ工種の章を探し、今回の条件と違う箇所に印を付けた下書きを返すところまでです。

編集 BoostX編集部12分で読めます

施工計画の記事一覧公開 2026.09.24最終確認 2026.09.27

この記事の要点

  • AIに渡せるのは、過去の計画書から同じ工種の章を探し、今回の条件と違う箇所に印を付けた下書きを返すところまでです。
  • 工法と使用機械を選び、安全対策と届出の要否を決める仕事は、現場代理人と主任技術者から動きません。
  • 過去の計画書に工種と条件の索引が無い会社は、下書きより先に索引を付けたほうが着工前の時間が確実に戻ります。

定義製造の現場でベテランの段取りを標準書に残す流れは、作業標準書に段取りを残す工程が近い業務です。

  • 施工計画の作成は、主任技術者と監理技術者が誠実に行う技術上の管理の一つです(建設業法第26条の4第1項)。
  • 工程の計画と機械・設備の配置の計画を作るのは、省令で定める業種の特定元方事業者です(労働安全衛生法第30条第1項第5号)。
  • 省令で定める仕事は、開始の14日前までに労働基準監督署長へ計画を届け出ます。主体は事業者です(同法第88条第3項)。
  • 工事を施工しない日や時間帯を定めるなら、その内容は請負契約書面の記載事項です(建設業法第19条第1項第4号)。

契約図面と特記仕様書が届いた週。別の現場を掛け持ちする現場代理人が、夜の事務所で前案件の施工計画書を開く。発注者の着工前打合せまでに施工計画書と主要工種の施工要領書が出なければ、着工日が動きます。

着工後に毎週組み直す1枚は週間工程表の組み直しの話です。完成検査前に束ねる図書は竣工図書の束ね方へ。着工前の1冊を、ここで工程に割ります。

着工後に毎週組み直す1枚は週間工程表の組み直しの話です
着工後に毎週組み直す1枚は週間工程表の組み直しの話です

施工計画の作成は主任技術者の職務で、様式と提出先は仕様書の側が決める

建設業法第26条の4第1項が並べるのは、主任技術者と監理技術者の職務です。施工計画の作成、工程管理、品質管理その他の技術上の管理と、施工に携わる人への技術面の指導と監督です。文末は「誠実に行わなければならない」です。AIが章を下書きしても、名義と職務は動きません。

労働安全衛生法では主体が変わります。第30条第1項第5号は、仕事を行う場所が仕事ごとに異なることを常態とする業種のうち省令で定めるものの特定元方事業者に、仕事の工程と機械・設備等の配置の計画を作るよう求めています。施工計画書の工程と仮設の章は、この号と中身が重なります。

計画の届出は第88条で、主体は事業者です。省令で定める仕事は開始の14日前までに労働基準監督署長へ、特に大規模な仕事は30日前までに厚生労働大臣へ。第4項は、省令で定める計画に資格者を参画させるよう求めます。数次の請負では、第5項により、仕事を自ら行う発注者がいなければ元請負人以外の事業者には第2項から第4項が掛かりません。

条文が決めるのはここまでです。様式・章立て・提出先・提出期限は、工事請負契約と発注者の共通仕様書・特記仕様書の側にあります。

ここからが編集部の勧めです。会社が規程に書くのは、章ごとの確定者です。工法と使用機械の章は主任技術者。安全衛生管理計画の章は、統括安全衛生責任者が置かれる規模ならその人、置かれない現場では会社が決めた役職。届出の要否を判定する役職も、同じ規程に載せます。

過去の計画書には現場組織表と緊急連絡網が綴じられ、氏名と携帯番号が載ります。索引を付ける前に、この2枚を外すか番号を伏せる。外のAIへ委託として渡す場合も、個人情報保護法第25条の委託先の監督は自社に残ります。

過去計画書を外のAIへ渡す前に契約書で押さえる事柄

  • 計画書の原本を置く場所と、国外に移るなら移転先の国と事業者名
  • 再委託の有無と、入る事業者の名前・作業の範囲
  • 学習に使わないことと、保存期間・契約終了時に消す期限
  • アクセスできる役職の範囲と、操作の記録の残し方
  • 漏えいが起きたときの連絡先と、連絡までの時間

特記仕様書を開いてから発注者の承認印が付くまでに、前案件の写しが混ざる場所

過去の計画書は、共有フォルダに案件名で並んでいます。書いた人が異動か退職すると、どの案件に似た工種の章があるかを知る人が消える。章の在り処を覚えている人から先に、現場を離れていきます。

この業務が動き出すのは、契約図面と特記仕様書が現場代理人の手に届いた日です。閉じるのは発注者の承認印で、間に社内審査が挟まります。着工が重なる月は工程3から工程5が同じ週に入り、年度末発注が続く会社では章を書く夜が続く。量の列は単位だけで、値は直近案件から埋めます。

着手から完了までの流れ。色の付いた工程はAIが担える部分があり、「人」はその工程で人が決めることが残る工程です。
  1. 1仕様書から条件を拾うAIと人
  2. 2章立てを組むAIと人
  3. 3過去計画書から章を探すAIと人
  4. 4施工方法を決めて書くAIと人
  5. 5安全計画の章を書くAIと人
  6. 6全体工程と手配を添えるAIと人
  7. 7社内審査と発注者承認AIと人

AIが担える人が決める

  1. 1

    仕様書から条件を拾う

    担当: 現場代理人 / 使うもの: 特記仕様書、現場説明書、質問回答書 / 量・時間: 頁/案件

    AIが解決すること
    前案件の条件表と並べ差を一覧にする
    人が決めること
    現場固有条件の確定
    詰まるところ
    特記の変更条項を読み落とす
    失敗したときの損失
    見落としで書き直す
  2. 2

    章立てを組む

    担当: 現場代理人 / 使うもの: 提出書類一覧、社内テンプレート / 量・時間: 章/案件

    AIが解決すること
    章立て案と社内の章の対応
    人が決めること
    要領書を別冊にする工種
    詰まるところ
    発注者ごとに章立てが違う
    失敗したときの損失
    章の抜けで差し戻し
  3. 3

    過去計画書から章を探す

    担当: 現場代理人、工務 / 使うもの: 共有フォルダ、計画書PDF / 量・時間: 分/章

    AIが解決すること
    索引で該当章を出典つきで並べる
    人が決めること
    流用元に使う案件
    詰まるところ
    案件名でしか探せない
    失敗したときの損失
    条件の違う写しで書く
  4. 4

    施工方法を決めて書く

    担当: 現場代理人、主任技術者 / 使うもの: 施工要領書、仮設計画図、使用機械一覧 / 量・時間: 章/案件

    AIが解決すること
    条件と食い違う箇所に印の下書き
    人が決めること
    工法・使用機械・施工順序
    詰まるところ
    工法の根拠がベテランの頭
    失敗したときの損失
    現場に合わない工法
  5. 5

    安全計画の章を書く

    担当: 現場代理人、安全担当 / 使うもの: 安全衛生管理計画書、リスクアセスメント表 / 量・時間: 章/案件

    AIが解決すること
    危険要因の候補と届出の確認項目
    人が決めること
    安全対策、届出の要否
    詰まるところ
    前案件のリスク項目を写す
    失敗したときの損失
    災害時の責任、差し止め
  6. 6

    全体工程と手配を添える

    担当: 現場代理人、工務 / 使うもの: 全体工程表、資機材計画 / 量・時間: 回/案件

    AIが解決すること
    AIに渡さない工程
    人が決めること
    工期の配分、施工しない日との突合
    詰まるところ
    休日に作業を置く
    失敗したときの損失
    休日出勤前提の工程
  7. 7

    社内審査と発注者承認

    担当: 工事部長、現場代理人 / 使うもの: 社内チェックリスト、指摘事項一覧 / 量・時間: 回/案件

    AIが解決すること
    章の有無の突合と指摘の分類
    人が決めること
    提出の可否
    詰まるところ
    指摘の理由が記憶で終わる
    失敗したときの損失
    承認遅れで着工が動く

図の三角は前案件の写しが混ざりやすい工程で、箱の色はいまの担当です。

業務フロー分解図。1 仕様書から条件を拾う→2 章立てを組む→3 過去計画書から章を探す→4 施工方法を決めて書く→5 安全計画の章を書く→6 全体工程と手配を添える→7 社内審査と発注者承認。AI担当はなし、人が確定するのは1 仕様書から条件を拾う・2 章立てを組む・3 過去計画書から章を探す・4 施工方法を決めて書く・5 安全計画の章を書く・6 全体工程と手配を添える・7 社内審査と発注者承認1 仕様書から条件を拾う2 章立てを組む3 過去計画書から章を探す4 施工方法を決めて書く5 安全計画の章を書く6 全体工程と手配を添える7 社内審査と発注者承認AIが担う人が確定する両方失敗が起きやすい工程
前案件の写しが混ざる三角は、章を探す工程3から安全計画を書く工程5に集まり、承認の工程7には付きません

索引と下書きを入れると、案件フォルダを一つずつ開く工程3が現場代理人の手から離れます。条件の洗い出し(1)、章立て(2)、初稿(4と5)、抜け確認(7)は、案を直す時間まで縮む。写し残しを消す工程8が新しく割り込み、工法と安全対策を選ぶ判断は同じ人の手に残ります。

現場条件表を横に置いて下書きさせ、工法と安全対策の欄は空欄で返させる

工程1で渡すのは、今回の特記仕様書と現場説明書と質問回答書のPDF、そして前案件の現場条件表です。頼む仕事は二つの記載を横に並べ、違う行に印を付けること。項目は工期・施工時間帯・騒音振動の規制値・搬入経路・提出書類です。

条件が施工に耐えるかの判断は、出力に含めさせません。印の行を現場代理人が現地の写真と照らして埋め、それが今回の現場条件表になります。

工程3と工程4で渡すのは、索引付きの過去計画書から引いた該当章の候補と、埋め終えた条件表です。候補には出典案件名と作成年を付け、条件表と食い違う箇所へ印を入れた下書きを返させます。工法と使用機械の欄は候補を並べるまでで、選ばせない。危険要因の候補は過去のリスクアセスメント表から出させ、対策の採否は書かせません。

下書きが返ってきたら、主任技術者が工法の欄と印の行から読みます。前案件の搬入路や作業時間帯が残っていれば、その行を消して条件表から書き直す。直した行数は社内チェックリストの備考に残し、翌月の索引の見直しに使います。

施工計画書の章 AIが返す形 代理人が原本と見比べる欄 規程で押す人
工事概要・現場条件 前案件との差を一覧にする 印の行と特記仕様書 現場代理人(契約)
施工方法(要領書) 候補章に印を付けた下書き 工法・使用機械の欄 主任技術者(第26条の4)
仮設計画・使用機械 過去の仮設計画図を並べる 敷地条件と搬入路 主任技術者(安全・契約)
安全衛生管理計画 危険要因の候補と届出確認項目 対策の欄と届出要否 規程の確認者(安衛法)
全体工程 出させない 施工しない日と作業日 現場代理人(第19条・工期)
現場組織表・緊急連絡網 読ませない 全欄 現場代理人(個人情報)

安全計画の章に危険要因の候補を出させるかは、会社の規模で答えが逆になります。統括安全衛生責任者が置かれる現場なら、候補が多いほど協議組織で拾える漏れが減る。職長が安全衛生の窓口を兼ねる小さな現場では、候補の多さが形だけの記載を増やします。後者に当たる会社は工程5を外し、対象を工程3と工程4にとどめます。

施工計画書を書く案件が年に数件で、工種も案件ごとに違う会社なら、索引も下書きも入れない方がよい。同じ工種の章が無ければ候補が返らず、索引を付けた時間が戻りません。現場条件表だけを紙で作り、工程1の差の洗い出しで止めるほうが釣り合います。

案件名で探す工程3が消え、写し残しを消す工程8が主任技術者の机に立つ

索引と下書きをAIに回した後の8工程

  1. 1 仕様書から条件を拾う

    AIが差を並べ、代理人が現地と照らす

    短くなる

  2. 2 章立てを組む

    章立て案から別冊の工種を決める

    短くなる

  3. 3 過去計画書から章を探す

    索引から出典つきで候補が並ぶ

    消える

  4. 4 施工方法を決めて書く

    印付きの下書きから主任技術者が選ぶ

    AI

  5. 5 安全計画の章を書く

    候補を見て確認者が対策と届出を決める

    AI

  6. 6 全体工程と手配を添える

    工期配分と協力会社の選定は契約責任

    人

  7. 7 社内審査と発注者承認

    章の抜けを見て工事部長が押す

    人

  8. 8 条件表との突合

    印の行を原本で確かめ写し残しを消す

    増える

列から丸ごと消えるのは、章を探す工程3です。工程4と工程5にはAIの手と人の手が並び、使用機械の選定も対策の採否もこの2つに残ります。

新しく立つ工程8では、印の行を条件表と特記仕様書の原本で確かめ、前案件の写し残しを消します。AIが縮めたのは章を探す時間と初稿を打つ時間で、選ぶ時間は減りません。写す作業の陰に隠れていた選ぶ時間が、主任技術者の机の上に形を持って出てきます。

費用を動かすのは索引を付ける過去計画書の年数と、発注者ごとの章立ての数

手間の大半を占めるのは索引付けです。何年分の計画書を章単位で、工種・構造・発注者・現場条件の四つの軸から引けるようにするか。ここで期間が決まります。紙をスキャンしたPDFしか残らない年は、文字を起こす作業が前に付く。

次に乗るのが現場条件表の様式づくりで、特記仕様書のどの項目を行にするかを工務と現場代理人で決める会議が入ります。その次が発注者別の章立て対応表です。国・自治体・民間で提出書類一覧の章名が違い、付き合う発注者が多いほど期間が伸びる。

その後に、下書きを返す仕組みそのもの、毎案件の工程8に使う主任技術者の時間、章ごとの確定者を規程へ書く会議が続きます。費目の順番は、そのまま着手の順番でもあります。

電子で残っている年数が短い会社は、索引付けを直近の年に絞って先に下書きまで通し、古い年は着工の谷の月に足していく。スキャンPDFしか無い年が大半なら、下書きの前に文字起こしだけで一区切りにする判断もあります。

章を探した時間と写した時間を、案件ごとに分で残しているか?

式に載せるのは時間です。1案件で章を探した分数と写して書き起こした分数を足し、そこから条件表を埋める分数と工程8の突合を引く。残りが案件あたりに戻る時間になります。

案件あたりに戻る時間 =(章探し + 書き起こし)−(条件表の記入 + 工程8の突合)、単位はいずれも分/案件

元が取れる着工件数 = 索引付けと条件表づくりの時間 ÷ 案件あたりに戻る時間

時間とは別に、発注者からの指摘件数を横に並べます。写し残しが減れば指摘も減り、着工日のずれが小さくなる。下書きの仕組みの利用料、索引付けの外注費、規程改定の会議の時間は式に入れず、稟議には金額で書いた紙を一枚重ねます。

式に入れる量(この業務での区切り) 直近の着工案件で数えた値
章探し(分/案件)
章の書き起こし(分/案件)
条件表の記入(分/案件)
工程8の突合(分/案件)
索引付けと条件表づくりの時間(時間)
発注者からの指摘(件/案件)

施工管理ソフトの文書機能を広げるか、工務で索引を作るか、外に設計を出すか

比べる基準は、過去計画書を章単位で引けるか、現場条件表を差し込めるか、発注者の様式のまま出せるか、索引を保つ人がどこにいるかです。

見比べる基準 施工管理ソフトの文書機能を広げる 工務で索引を作る 外に設計を出す
章単位で引けるか ソフトの文書単位に従う 章の切り方を自社で決める 要件に入れた軸だけ
現場条件表の差し込み 定型項目の範囲で 様式を自由に変えられる 様式を先に固める
発注者様式のまま出す 出力様式はソフト側 別に転記する作業が残る 対応表ごと作ってもらう
索引を保つ人 提供側(更新待ち) 工務に要る 引き渡し後は工務
  • 発注者が一つか二つで、章立てがほぼ同じ

    施工管理ソフトの文書機能を広げる

  • 着工の谷の月に工務の手が空く

    工務で索引を作る

  • 発注者ごとに章立てが違い、年度末に着工が重なる

    外に設計を出す

施工管理ソフトの文書機能を広げる道は、発注者ごとに章立てが違う会社に合いません。ソフトの文書単位と発注者の章がずれ、結局手で章を組み直すからです。

工務で索引を作る道は、着工前の週に工務の手が埋まる会社では更新が止まり、半年で古い案件しか引けなくなる。外に設計を出す道は、現場条件表の項目が白紙のまま頼むと、項目を決める会議に時間が取られて索引付けが後ろへずれます。

前案件の搬入路が下書きに残ったまま発注者へ出るのが、いちばん高くつく

前案件の搬入路、作業時間帯、近隣への配慮事項が下書きに残ったまま発注者へ出る。起きる工程は4と5です。気づく場所は工程8の突合か、発注者の指摘事項一覧か、悪ければ搬入初日の現場。後ろへ行くほど、着工日と協力会社の手配がまとめて動きます。

止めるのは主任技術者です。下書きのその章を捨て、条件表の該当行から書き直す。索引のその章には「条件依存」の印を付け、次の案件で候補の先頭に来ないようにします。

旧版の特記仕様書を索引が返す失敗は、質問回答書で条件が変わる発注者と付き合う会社で起きます。索引に載せるのは質問回答書を反映した後の版に限り、反映前は案件フォルダの旧版へ退避します。

入れたのに現場代理人が前案件のフォルダを開くのは、索引が案件単位で止まって章まで降りていないときか、条件表の記入が面倒なときです。索引は章単位まで降ろし、条件表は工程1でAIに差を並べさせて代理人は直すだけにする。使われているかは、下書きを使わずに提出した案件の数を工務が数えれば分かります。

全体工程の章を休日出勤の前提で組む失敗は、工程6で止めます。工務が組んだ工程表の作業日を、契約書面の施工しない日と並べて読む。ここはAIに渡さず、契約に責任を負う人の目で突き合わせます。

注意

下書きの工法の欄が埋まって返ってきたら、その章は採りません。工法と使用機械は候補を並べるまでとし、選ぶのは主任技術者です。

索引付けは着工の少ない月に置き、下書きの試行は次の着工案件に合わせる

試すのは次に着工する1案件で、対象は工程3と工程4。合否の線は着手前に引き、止める権限は工事部長に置きます。

  1. 10月

    直近年の計画書に章単位の索引を付け、連絡網を外し、条件表の様式を決める。章探しの分を実測し、空欄のままなら11月に進まない
  2. 11月

    次の着工案件で工程1の差と工程3・4の下書きを出させ、主任技術者が原本と突き合わせる。写し残しの行数を数える
  3. 12月

    章ごとの確定者を規程に書き、2案件目で工程5の候補出しを試すか決める。指摘が減らない章は下書きの対象から外す

12月が終わったら、施工要領書の協力会社提出版の確認へ広げるか、発注者別の章立て対応表を増やすかを選びます。写し残しが減らないうちに広げると、確認の工程8が薄くなる。

過去計画書を引ける状態を誰が保つかで、社内で回すか外の手を借りるかが分かれる

決め手は、発注者の指摘と写し残しが着工日のずれに直結しているか、索引を保ち続ける人が工務にいるかです。着工日が動けば協力会社の手配と契約書面の工期がまとめて動くので、前者に当たる会社ほど索引の設計を急ぐ意味がある。後者がいないまま索引を作ると、半年後には古い案件しか引けない道具が残ります。

工務・現場代理人・安全担当をまたぎ、索引付けから下書き、規程の改定まで段階を踏む形を外に出すなら、FDE型AI伴走支援が受け持つ範囲です。索引付け、条件表、下書きと区切って毎月1本ずつ進める会社は、AI顧問の形に収まります。

外へ頼む時期は、現場条件表の項目が工務と現場代理人の間で固まった後に置く。項目が白紙のまま持ち込むと、要件を詰める打合せが条件表づくりに置き換わります。索引付けを外に出す会社でも、章ごとの確定者を規程に書く作業は社内で済ませるべきだと編集部は考えます。役職名を外の人が決めると、規程が現場で読まれません。

次に着工する案件の特記仕様書を開き、前案件と違う条項が何行あるかを数える。その行数が索引に要る条件の軸の数で、外へ持ち込むときの要件の最初の一行になります。

作業員名簿の転記と、入場させるかどうかの判断の切り分けは、安全書類の転記はAIに渡し、入場可否は資格証の原本を見た人が押すが続きです。製造の現場でベテランの段取りを標準書に残す流れは、作業標準書に段取りを残す工程が近い業務です。

出典

  1. 建設業法(昭和24年法律第100号) e-Gov法令検索 確認日 2026.09.26
  2. 労働安全衛生法(昭和47年法律第57号) e-Gov法令検索 確認日 2026.09.26
  3. 個人情報の保護に関する法律(平成15年法律第57号) e-Gov法令検索 確認日 2026.09.26

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記事に書いた業務の分け方と工程ごとの線引きは、株式会社BoostXがAI導入支援で用いる、業務整理と実装設計の考え方です。読んで終わりにせず自社で動かしたい場合は、次の3つの進め方があります。建設を含め、業種を問わずお受けしています。

  1. 毎月ひとつずつAI化する

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  2. 部署をまたいで一気に動かす

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  3. 仕組みとして作り切る

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