設計・技術
過去図面の検索と流用判断はAIでどう変わるか|設計の現状比較
新規案件の着手時に設計担当が行う「似た案件の図面と仕様書を探す」業務は、社内文書の検索AIを入れると、記憶とフォルダ巡りが「条件を入力して候補を受け取る」に置き換わります。
建設業のAI活用
特集設計・技術
新規案件の着手時に設計担当が行う「似た案件の図面と仕様書を探す」業務は、社内文書の検索AIを入れると、記憶とフォルダ巡りが「条件を入力して候補を受け取る」に置き換わります。
建設会社の業務は、営業・入札で受注し、積算で原価を組み、施工計画を立て、現場で施工し、検査を経て引き渡すという一本の流れで進みます。元請と下請が多層で関わるため、図面・仕様書・見積書・日報・写真・安全書類が本社と現場、協力会社の間で何度も受け渡されます。
現場監督・技能者ともに採用が難しく、一人が複数現場を掛け持ちする状態が続きます。国土交通省の資料では29歳以下の就業者は11.9%です。
日中は現場、夕方以降に日報・写真整理・安全書類・発注者向け報告をまとめるため、書類作業が残業の主因になります。
見積・実行予算・出来高・安全書類が案件ごとのExcelと紙で管理され、転記と再入力が繰り返されます。
数量拾い・単価選定・工程の段取りがベテランの頭の中にあり、担当が変わると精度と速度が落ちます。
追加工事・手戻り・資材高騰の影響が完成後の集計で初めて見え、案件途中で打ち手を取れません。
図面・指示・変更が電話・チャット・紙に分かれ、本社・現場・協力会社で最新版が一致しません。
工期不足時の対応で最多の項目
休日出勤 59%
次いで作業員の増員58%・早出や残業40%(国土交通省の令和5年度調査)
出典国土交通省 不動産・建設経済局建設業課「参考資料集」(令和8年4月3日)確認 2026.09.13
見積・積算
見積・積算とは、図面・仕様書から数量を拾い、単価と原価を決めて見積書と実行予算の原案を作る業務です。
記事 7 本
現場管理
現場管理とは、現場代理人・監督が日報・写真・進捗・協力会社への指示・申し送りを日々記録し報告する業務です。
記事 7 本
経営・案件採算
経営・案件採算とは、案件別の粗利・受注見込み・人員配置・資金繰りを集め、経営会議で次の判断を下す業務です。
記事 2 本
安全・品質
安全・品質とは、KY記録・安全書類・検査記録・是正報告・ヒヤリハットを作成し保管する業務です。
記事 4 本
原価・購買
原価・購買とは、資材と外注の発注、出来高査定、予算実績管理、追加工事の整理、請求照合を行う業務です。
記事 2 本
営業・集客
営業・集客とは、引き合いや入札公告を把握し、提案書・入札書類を作り、失注・休眠顧客をフォローする業務です。
記事 1 本
施工計画
施工計画とは、施工計画書・工程表・資機材と協力会社の手配計画を着工前に作り、変更時に更新する業務です。
記事 1 本
顧客・発注者対応
顧客・発注者対応とは、発注者・施主への進捗報告、変更説明、問い合わせ・クレーム対応、引渡しを行う業務です。
記事 2 本
管理部門
管理部門とは、契約書・請求・経理処理・労務・社内規程・ナレッジ管理を担う総務・経理・法務の業務です。
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設計・技術
設計・技術とは、図面と仕様書を作成・確認し、設計変更を管理し、法規や過去図面を照合する業務です。
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完成・保守
完成・保守とは、竣工図書・保証書・定期点検・修繕履歴を作成・管理し、引渡し後の問い合わせに対応する業務です。
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採用・教育
採用・教育とは、求人・面接・資格管理・技能継承・新人と協力会社の教育を行う総務と工事部長の業務です。
記事 1 本
AI活用の基礎・選び方
AI活用の基礎・選び方とは、建設の会社が生成AIを業務に入れる前に決めるツール・データ・ルール・順番を、業務と帳票に落として判断する業務です。
記事 1 本
設計・技術
新規案件の着手時に設計担当が行う「似た案件の図面と仕様書を探す」業務は、社内文書の検索AIを入れると、記憶とフォルダ巡りが「条件を入力して候補を受け取る」に置き換わります。
見積・積算
訂正図が届いた後の見積の直しは、図面の差の抽出と影響する明細の洗い出しをAIに渡せます。人に残るのは正とする版の確定、連動する工種の判断、追加費用として請求するかの決定です。
AI活用の基礎・選び方
建設会社の生成AIツール選定は、料金・規約の転記と業務一覧との突合をAIに渡し、日報で2週間試して決めます。標準にするツール、有料IDの範囲、作業員名簿など入力禁止情報の線引きは経営者と情報システム担当が決めます。
安全・品質
建設業の安全書類でAIが担うのは、資格証からの転記、複数様式への反映、期限切れ候補の抽出です。資格の有効性、担当作業との適合性、入場可否は、法令・元請ルール・社内規程に基づき会社が定めた確認者が判断します。
現場管理
写真整理でAIが担うのは、案件別の仕分け、工種・部位の候補出し、台帳の説明文の下書きです。人に残るのは、撮る対象の判断、分類の確定、提出写真の選定です。
見積・積算
見積でAIが担うのは、協力会社見積の読み取り、過去単価との乖離の提示、条件書の下書きです。人に残るのは数量の最終確定、採用単価と労務費の妥当性、粗利率の設定です。
記事に書いた業務の分け方も、工程ごとの線引きも、株式会社BoostXが企業の現場で実際に使っている手順です。読んで終わりにせず自社で動かしたい場合は、次の3つの進め方があります。建設を含め、業種を問わずお受けしています。
毎月ひとつずつAI化する
今の業務を工程に分けて、任せられるところから毎月ひとつずつAIに置き換えていく進め方です。設計と実装、運用の見直しまでを月額で続けます。
部署をまたいで一気に動かす
BoostXも当事者として社内に入り、複数の部署にまたがる業務を一緒に組み替えます。月2日の訪問を含む伴走型です。
仕組みとして作り切る
試して効果が出た工程を、人が起動しなくても動き続ける仕組みにします。小さく試す段階から本番運用まで。
オンライン30分・無料の相談です。ツールの紹介はしません。いまの工程を伺い、AIに任せる工程と人が決める工程を分けて、最初に着手する1工程まで決めて終わります。その場で契約をお願いすることはありません。
対象 自社の業務でAIを使いたい会社の方(経営者・部門責任者・情報システム/DX担当) / 営業・提携のご提案、個人の学習相談はお受けしていません。