Case Study 不動産

【導入事例】建設・リフォーム・不動産業のAI活用|人材開発助成金×研修で全社導入を実現した方法

株式会社グッドハウス様

成果全部署へAI定着・現場が自走
Case Profile
業種 不動産
規模 従業員約40名(建設・リフォーム・不動産)
課題 AIへの懐疑とノウハウ属人化
活用ツール NotebookLM
支援内容 助成金活用の社内研修
成果 全部署へAI定着・現場が自走
支援タイプ 生成AI伴走顧問(人材開発助成金活用の研修)

「生成AIを導入したいけれど、何から始めればいいかわからない」「社内に詳しい人がいないし、本当に現場で使われるのか不安」——アナログ業務の多い会社で、こうした悩みを抱えていませんか。

長崎県で建設・不動産・リフォームを手がける株式会社グッドハウス様(従業員約40名)は、人材開発助成金を活用して全社的に生成AIを導入しました。当初は「AIで本当に仕事が楽になるのか」と懐疑的だった現場が、いまでは各部署のリーダーが自らデータの構造化に取り組む組織へ。導入前の課題から定着までをご紹介します。

人材開発助成金を活用して全社的にAIを導入
各部署に生成AIリーダーを配置し自走を開始
NotebookLMで過去の積算データをナレッジ化
懐疑的だった現場が「自分たちでも使える」へ

導入前の課題:「なんとかしたい」のに動けなかった3つの壁

グッドハウス様は地域密着で着実に事業を広げてきた一方で、「このままでは立ち行かなくなる」という危機感を抱えていました。生産性を上げたい、ベテランのノウハウを共有したい。それでも、どこから手をつければいいのかわからない状態だったのです。

Before(導入前)

  • 同じ手作業の繰り返しに追われ、本来やるべき仕事に時間を割けない
  • ノウハウがベテランの頭の中にしかなく、聞かないとわからない
  • DXが進む業界の中で「取り残される」漠然とした不安
  • 「AIは難しそう」「結局誰も使わなくなるのでは」という懐疑の声
After(導入後)

  • 単純作業に追われる時間が減り、考える仕事に集中できる
  • 過去のナレッジを誰でもいつでも引き出せる状態に
  • 各部署にAI活用を推進するリーダーが立ち、自走が始まる
  • 「AIは難しい」から「自分たちでも使える」へ意識が変化

導入を検討し始めた当初、社内からは「AIで本当に仕事が楽になるのか」「自分たちには使いこなせないのではないか」「導入しても結局使われなくなるのでは」という正直な声が上がっていました。多くの企業で起きるこの反応をどう乗り越えるかが、最初の関門でした。

BoostXの支援内容:助成金を活かした研修から定着まで伴走

単発の研修やツール導入で終わらせず、「現場で実際に使われる状態」をつくるところまで一緒に走り続ける方針で支援しました。厚生労働省の人材開発助成金を活用することで研修費用の負担を抑え、5日間という十分な時間をかけた本格的な研修を実現しています。

1

助成金を活用して研修コストを抑える

人材開発助成金を使い、会社の負担を抑えながら本格的な研修を実施。「助成金が使える」という説明は、経営層の合意形成も後押ししました。

2

部長陣7名がハンズオン中心の5日間研修を受講

座学を最小限に抑え、実際に手を動かすハンズオンを中心に設計。まず経営層・管理職が「これはいける」と実感し、各部署への展開をリードできる体制を整えました。

3

各部署に生成AIリーダーを配置

部署ごとに生成AIリーダーを立て、自部署の業務課題を顧問と一緒に解決。「教える」のではなく「一緒にやる」姿勢で、リーダー自身が自走できるようにしました。

4

NotebookLMで過去の積算データをナレッジ化

リフォーム部の積算業務で、過去データを項目ごとに構造化してNotebookLMに集約。「〇〇のリフォームの積算事例を教えて」と聞くだけで過去事例を引き出せる仕組みを、生成AIリーダーと顧問が一緒に構築しました。

5

いつでも相談できるチャットと月1回ミーティングを継続

疑問が生まれたその瞬間に質問できるチャットを設置。さらに月1回のミーティングで効果を確認し、次の課題を見つけるサイクルを回し続けています。

定着のポイント

過去の見積書をそのままアップロードしても精度は上がりません。工事の種類・規模・材料・工期・金額を項目ごとに整理した「構造化データ」をつくること。この作業を顧問と一緒に進める中で「この情報、今まで記録してなかったね」という気づきが生まれ、業務フローの見直しにもつながりました。

導入後の変化:懐疑的だった現場が自走を始めた

導入前は「本当にできるのか」と疑問を持っていた社員が、いまでは自らデータの構造化に取り組んでいます。積算業務の時間短縮効果は現在検証中ですが、現場からは「過去の事例をすぐに引き出せるようになった」という声が上がっています。数字以上に大きいのは、組織の意識と雰囲気の変化です。

7名部長陣が研修を修了
5名各部署に生成AIリーダーを配置
全部署全社的にAI活用が広がる

「あの人に聞かないとわからない」から「いつでも引き出せる」へ。「AIは難しい」から「自分たちでも使える」へ。リフォーム部での成功を見て、建設部門では施工事例のデータベース化、不動産部門では物件情報の整理といった取り組みも他部門へ広がり始めています。

正直、導入前は「AIで本当に仕事が楽になるのか」と半信半疑でした。しかし、実際に業務フローに組み込んでみると、これまで数時間かかっていた単純作業が数分で終わるようになり、驚いています。社員がよりクリエイティブな業務に集中できる環境が整い、会社全体の生産性が底上げされたと実感しています。

— 株式会社グッドハウス 様

AIコンサルの吉元さんは、技術的なことだけでなく「現場がいかに使いこなせるか」という視点を常に持ってくださいました。難しい専門用語を使わず、私たちの目線に立って併走してくださったのが印象的です。吉元さんにお願いしていなければ、おそらくツールを導入しただけで終わっていたと思います。確実な一歩を踏み出したい企業には、自信を持っておすすめします。

— 株式会社グッドハウス 様

なぜ定着したのか:研修で終わらせない3つの伴走

生成AIの導入は、ツールを入れるだけでは成功しません。グッドハウス様で現場に根づいた理由は、研修の後も続く3つの伴走にありました。

1つめは「教える」のではなく「一緒にやる」こと。NotebookLMへのデータ構造化も、リーダーと顧問が横に並んで取り組み、「見てもらいながらやる」から「一人でできる」へ段階的に移行しました。2つめは「迷ったら、すぐ聞ける」こと。疑問が生まれたその瞬間に相談できるチャットがあることで、「わからないから後回し」がなくなりました。3つめは「現場の言葉で話す」こと。プロンプトやハルシネーションといった専門用語に頼らず、現場の方々の目線に立って説明することを徹底しました。

この3つがそろっていたからこそ、IT専門の部署がない状態からでも、懐疑的だった現場が「自分たちでも使える」と実感し、使い続けられる組織へと変わっていきました。

監修者|生成AIの導入から定着まで伴走する専門家が確認しています

株式会社BoostX 代表取締役社長 吉元大輝

吉元大輝(よしもとひろき)

株式会社BoostX 代表取締役社長

中小企業の生成AI導入を支援する「生成AI伴走顧問」サービスを提供。業務可視化から定着支援まで、一気通貫で企業のAI活用を推進している。

公開日:2026年4月

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