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AIコンサルの料金相場【2026年版】月10万〜100万円の費用内訳と中小企業の選び方

AIコンサルの料金相場と費用内訳|中小企業向け3形態×プラン別の判断基準を全公開

AIコンサルって、月いくらが相場なんですか。下は10万、上は50万って言われて、何がどう違うのかさっぱり分からない——中小企業の経営者と話していて、最初の30分でほぼ必ず出てくる質問です。3社から見積をもらってもプラン名がバラバラで、横並びで比べられない。これがAIコンサル業界の現実です。

この記事では、AIコンサル・AI顧問サービスの料金相場と費用の内訳を、価格帯・契約形態・成果物の3軸で分解し、自社にとって妥当な金額レンジを判断するチェックポイントまでを解説します。

AIコンサル料金の全体像|3つの契約形態と相場レンジ

AIコンサル・AI顧問サービスの料金を比較するときに最初に押さえるべきは、契約形態の違いです。同じ「AIコンサル」という名前でも、スポット型・月額顧問型・プロジェクト型で価格構造が根本的に異なり、相場帯も10万円から100万円超まで一桁単位で開きます。

スポット型(単発相談)|5万円〜30万円/回

特定の課題に対して1〜数回のミーティングでアドバイスを提供する形式です。社内勉強会の講師、ツール選定の壁打ち、業務フロー診断などが該当します。1回あたり5万円〜30万円が目安で、レポート納品が付くかどうかで価格が動きます。短期で意思決定したい場合に向いていますが、実装作業や継続フォローは含まれません。

AIコンサル料金の3形態と相場レンジの比較構造図
AIコンサル料金の3形態と相場レンジ(スポット5〜30万円/月額顧問10〜100万円/プロジェクト50万円〜数千万円)

月額顧問型(サブスクリプション)|月10万円〜100万円

月額固定でAIアドバイザーを社外CTO的に活用する形式で、近年のAIコンサル市場で最も主流です。中小企業向けの相場は月10〜30万円、アドバイス特化型は月4〜10万円、実装支援を含む伴走型は月10〜35万円、全社改革レベルになると月30〜100万円超まで広がります(業界比較データに基づく相場感)。最低契約期間は3〜6ヶ月が一般的です。

プロジェクト型(成果物納品)|50万円〜数千万円/案件

「営業AIエージェント開発」「全社RAGシステム構築」のように、特定の成果物を期間と金額を切って納品する形式です。中堅以上のコンサルファームでは1案件500万円〜数千万円が珍しくありません。中小企業がAIコンサルを検討する場合は、いきなりプロジェクト型に飛び込むのではなく、月額顧問型でロードマップを描いてから個別案件を切り出す方が、トータルコストは抑えやすくなります。

3つの形態を比較する一枚絵

経営判断としては、課題が「決まっている/決まっていない」と「単発/継続」の2軸で整理すると分かりやすくなります。課題が明確で単発ならスポット型、課題が曖昧で継続的に伴走してほしいなら月額顧問型、課題と成果物が明確で大規模ならプロジェクト型——という棲み分けが、料金の妥当性を判断する出発点になります。

月額顧問型の費用内訳|価格差を生む4つの要素

中小企業がもっとも選ぶ月額顧問型に絞って、価格差の中身を分解します。月10万円のサービスと月30万円のサービスは、看板はほぼ同じでも、契約書を開くと内訳が3倍違うことが珍しくありません。費用差を生むのは主に次の4要素です。

①月次MTGの回数と時間

月1回60分/月2回60分/月3回60分/週次60分——契約により幅があります。MTGはAIコンサルの「現場時間」そのものなので、ここが薄いプランは実質的にチャット主体の伴走になります。月30万円帯なら月3回前後、週次対応はプレミアム帯(月50万円超)の領域です。

②チャット相談の有無と応答SLA

SlackやChatworkでの随時相談が「無制限・営業日内応答」になっているかは、実務上の使い勝手を左右します。チャット相談なしの月10万円台プランは、MTG間の細かい質問が積み上がって結局使いにくくなる、という声もよく聞きます。

③並行検証PJ(プロトタイプ実装)の件数

アドバイスだけで終わらず、プロンプト設計・GAS/APIの簡易実装・検証データ作成まで含むかどうかで、月額が一気に変わります。並行PJ1件込みなら月20〜30万円帯、複数件並行なら月30〜40万円帯、件数無制限なら月50万円超が標準的なレンジです。

④コンサルタントのレベルと専属性

担当が「複数社を見る兼任スタッフ」なのか「専属のシニアコンサルタント」なのかで、同じ月額でも提供価値は別物になります。提案書では見えにくいので、契約前に「担当者の経歴」「他に何社担当しているか」「途中で交代する可能性」を必ず確認してください。

プラン別に見る月額相場の中身|ライト・ベーシック・プレミアム

月額顧問型の中で、サービス各社のプラン構成は概ね「ライト/ベーシック/プレミアム」の3階層に収れんします。BoostXのAI伴走顧問を例に、各帯がどのレベルの中身を含むかを具体的に見ていきます。

ライト帯|月額11万円前後|相談役として継続活用

月額110,000円(税込)レンジは、月次MTG2回(各60分)、チャット相談無制限、並行検証PJ1件、AI活用方向性のアドバイスといった構成が標準です。「導入の方向性が決まっていない」「まず社内のAIリテラシーを底上げしたい」段階の中小企業に向いています。中小企業向け月次コンサルの市場単価は月25〜33万円が一般的で、月11万円帯はその1/3に位置するバリュー価格帯です。

ベーシック帯|月額33万円前後|実装作業まで伴走

月額330,000円(税込)レンジは、月次MTG3回(各60分)、チャット相談無制限、並行検証PJ最大2件、プロンプト設計・業務フロー構築までを含みます。「すでに自動化したい業務が見えていて、一緒に手を動かしてほしい」フェーズに最適で、AI伴走顧問の中で最も選ばれている帯です。月20〜35万円帯は、業界全体でも実装支援型AI顧問の中央値レンジに当たります。

プレミアム帯|月額50万円超〜|全社AI戦略を任せたい

週次MTG・専任コンサルタント常駐型・全社AI戦略の策定推進・部門横断のAI推進体制構築・役員会への提言までを含む全社改革レンジで、価格は要相談(個別見積もり)です。業界水準では月30〜100万円超に分布します。社員数100名超で「単発の自動化ではなく全社のAI活用率を1年で50%まで上げたい」といった経営テーマがある場合の選択肢です。

実勢データで見る月額レンジの分布

弊社の現契約データ(2026年4月時点)では、AI顧問ベーシック33万円が1社、AI顧問ライト11万円が1社、生成AIコンサル/チャットサポート3.3万円が2社という構成で、月次経常収益(MRR)は506,000円となっています。中小企業のAI顧問選定では、月33万円帯が「実装まで含めて投資する」基準ライン、月11万円帯が「学びながら方向性を決める」入口ラインとして機能している実態です。

「格安AIコンサル」がトータルで高くつく5つの落とし穴

月額10万円を切る「格安AIコンサル」をうたうサービスも増えていますが、契約後に「思っていたのと違う」となるケースが少なくありません。トータルで損をしないために、契約前にチェックすべき5つの典型パターンを整理します。

①MTG時間が短すぎて、論点が深まらない

月1回30分のプランでは、現状ヒアリングだけで終わってしまい、具体的な打ち手の議論に入れません。結果として「アドバイスだけもらって、社内で誰も実装しない」状態が続き、3ヶ月たって何も変わらないまま解約、というパターンが典型です。

②実装作業が完全に別料金で、結局トータルが膨らむ

月額部分は安くても、実装作業はすべて時間チャージ(1時間2万円〜)という構造のサービスがあります。アドバイスを実装に落とすたびに見積もりが飛んできて、最終的にベーシック帯(月33万円)と同等以上の支払いになっていた、というケースです。

③担当者がコロコロ変わり、文脈が積み上がらない

「専属」と書いてあっても、実態は3ヶ月ごとに担当が変わり、毎回ゼロから業務説明をさせられる——これも安価帯で起きがちな問題です。AI活用の伴走は、自社の業務文脈の蓄積こそが価値の源泉なので、ここがリセットされると投資が無駄になります。

④「やりっぱなし」で定着しない

プロンプトやGASを納品して終わり、現場で使われているかのフォローがないサービスでは、3ヶ月後の現場で稼働率を計測すると0%、ということが起こります。AIコンサル契約終了後に現場で使われなくなる事例は、業界的にも複数の事業者から確認されている課題です。

⑤最低契約期間と違約金で、撤退コストが高い

最低6ヶ月・途中解約は残月数全額——という契約も珍しくありません。月10万円のサービスでも、6ヶ月縛りなら最低60万円の支払いが確定します。最低契約期間が3〜6ヶ月かどうか、3ヶ月以降は月単位で解約できるか、違約金の有無は契約前に必ず確認してください。

自社にとって妥当な料金を見極めるチェックリスト

最後に、複数社のAIコンサル提案書を横並びで比較するときの実務的なチェックリストを提示します。すべて契約書もしくは個別契約覚書に明記されているかを、見積書の数字と一緒に確認することがポイントです。

月額料金に含まれる時間の総量

月次MTG×回数×時間+並行PJ稼働時間の合計を時間換算し、時間単価に直して各社を比較します。同じ月30万円でも、A社は月8時間・B社は月15時間ということが普通にあります。

実装作業の含み有無と追加料金体系

プロンプト設計・GAS実装・API連携・データ整形がどこまで月額に含まれ、どこから追加課金になるか。追加課金の単価(1時間あたり、1案件あたり)。検証PJ件数の上限。これらを各社一覧化しておくと、トータルコストの見通しが立ちます。

解約条件と違約金の有無

最低契約期間、途中解約時の違約金、月単位解約への切替時期、データ・成果物の所有権を確認します。3ヶ月最低契約・以降は月単位解約・違約金なしが、中小企業にとっては最も柔軟な条件です。

担当者のレベルと専属性

担当者の経歴(実装経験の年数・支援した業界数・直近のAIプロジェクト本数)、現在何社を兼任しているか、契約期間中に交代する可能性。可能なら初回提案時に担当者本人と話し、相性と専門性を確認することをおすすめします。

成果計測の指標と頻度

「業務時間月◯時間削減」「自動化件数月◯件」「AI活用率◯%」など、成果を数値で計測する指標が契約に含まれているか。3ヶ月後・6ヶ月後のレビュー方法。指標が明示されていない契約は、効果測定の責任が顧客側に残るため、結果として「何が成果か分からない」状態に陥りがちです。

よくある質問

QAIコンサルとAI顧問は何が違うのですか。

A明確な業界定義はありませんが、慣習的には「AIコンサル」がプロジェクト型・スポット型を含む広義、「AI顧問」が月額固定の継続伴走型を指すことが多いです。中小企業が継続的にAI活用を進めたい場合は、AI顧問(月額顧問型)の方が予算管理がしやすい傾向があります。

Q月額10万円のAIコンサルでも効果は出ますか。

A「相談役として方向性を決める」目的なら十分機能します。一方で実装作業を含めて月10万円というプランは、実態としてMTG時間や担当者レベルが薄いケースが多く、結果として時間単価では割高になることがあります。「自社で実装する人がいるか」を起点に判断するのが現実的です。

QAIコンサル費用は経費計上できますか。

Aはい。月額顧問料・スポット相談料・プロジェクト報酬とも、業務委託費もしくは支払顧問料として損金算入できます。中小企業の場合、IT導入補助金や事業再構築補助金の対象になるケースもあるため、契約前に税理士・社労士・補助金支援事業者に確認することをおすすめします。

Q最初はどの料金帯から始めるのが現実的ですか。

A社内に実装担当を置けるなら月11万円帯のライトプランで方向性とロードマップを固める方法が、初期投資を抑えやすい選択です。実装人員が確保できないなら、最初から月33万円帯のベーシックで「相談+実装」を一体で進めた方が、結果としてコストパフォーマンスが高くなる傾向があります。

まとめ

  • AIコンサルの料金は「スポット型5〜30万円/回」「月額顧問型10〜100万円/月」「プロジェクト型50万円〜数千万円」の3形態に分かれる
  • 月額顧問型の中小企業向け相場は10〜30万円、実装支援を含む伴走型は10〜35万円が業界水準
  • 価格差を生むのはMTG時間・チャット応答・並行PJ件数・コンサルタントのレベルと専属性の4要素
  • 「格安AIコンサル」は実装別料金・担当者交代・解約条件で結果的に高くつく構造になりやすい
  • 契約前に「総時間」「実装含み」「解約条件」「担当者レベル」「成果指標」の5項目を必ず確認する

吉元大輝(よしもとひろき)

株式会社BoostX 代表取締役社長

中小企業の生成AI導入を支援する「生成AI伴走顧問」サービスを提供。業務可視化から定着支援まで、一気通貫で企業のAI活用を推進している。

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